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2013/09/19

INTERVIEW: LESLIE KEE #2

INTERVIEW: LESLIE KEE #2

バーニーズ ニューヨークのアート&カルチャー活動の一環として、新宿店・横浜店・神戸店の3店舗でこの秋開催予定の写真展『SUPER BARNEYS PHOTO EXHIBITION』。バーニーズ ニューヨークならではのファッションと芸術の融合をお楽しみいただける今回の写真展は、世界中から集結した最新のファッションに身を包んだ豪華モデル陣を世界的フォトグラファー、レスリー・キー氏が撮影するという世にも贅沢なコラボレーションが最大の魅力。写真展のコンセプトや見どころ、撮影秘話をフォトグラファー、レスリー・キー氏が語ります。

INTERVIEW: LESLIE KEE #1はこちらからご覧いただけます ▶▶▶

 

―レスリーさんのクリエイティヴィティの源とは?
私は2002年からニューヨークに5年半住んでいたのですが、そこで築いたプラットフォームはどこにいてもいまだに捨てられません。ニューヨークで学んだ人間のアイデンティティ、強さ、エネルギー、パワー、夢、希望というキーワードはいつも自分の中にベースとして存在しています。だから、誰を撮影してもそのベースを撮影現場にもっていき、そこでコラボレーションしています。

―最近はフォトグラファーという立場で表舞台に登場されることも多いですが、その理由は?
私は人と会話するのが好きで、人と会いたい、人を撮りたい、人と色々なことをシェアしたいと思っていて、最近はノンストップで写真展を開き、本を出版し、トークショーやテレビ、ラジオにも出演してきました。色々な場所に自分が登場し、色々な人に会うことで、自分が写真を撮る時の喜びをシェアしたいと思っていて、それを実現する形をいつも考えてます。Twitter、Facebookといったソーシャルメディアもそんな私にとってはぴったりのコミュニケーションツールですね。

LESLIE

―今回の写真展のタイトルにもなっていますが、数多く撮り続けている『SUPER』シリーズとは?
『SUPER』シリーズの作品は2004年にニューヨークで始めました。私はファッション誌がすごく好きなので、雑誌の形で保存版のものを作って残したいと思っています。このままいくと将来、写真はデジタルだけになってしまうかもしれません。そんな未来がアナログを忘れてしまわないために、色々なアーティストやデザイナー、ブランドにアプローチして『SUPER』シリーズを作っています。今回の写真展も一冊の本になり、バーニーズ ニューヨークのお客様に配られる予定です。『SUPER』というタイトルは、子供時代に初めて見た映画『スーパーマン』に、とてもパワーをもらったから。当時は貧しくて映画を見る機会は数えるほどでしたのでその印象はとても強く、いつか自分も何かスーパーなものをやりたいと思ったんです。

―レスリーさんにとって、バーニーズ ニューヨークとは?
ニューヨークに5年半住んでいた時はSOHOに住んでいたのですが、ウィンドウディスプレイを見るのがすごく好きで、アップタウンのバーニーズでもよくウィンドウショッピングをしていました。日本で日本語学校と写真学校に通っていた学生時代は、新宿の歌舞伎町でチラシ配りのアルバイトをしていたので、その頃はよくバーニーズ ニューヨーク新宿店の前を通っていて、ウィンドウディスプレイを見たり、雨宿りをしたりしていました(笑)。もちろん今はショッピングもします!

―今回の撮影を終えて、印象に残っていることを教えてください。
計13日間の撮影でしたが、多忙な方ばかりなので、私も飛行機を降りてそのままスタジオに行ったり、撮影が終わってそのまま空港に行くのは当たり前でした。壇蜜さんを撮影したのは今回が初めてですが、彼女のピュアなところにすごく驚きました。心がとてもピュアな女性でしたね。あと印象的だったのは、石田純一さん。スタジオに着いた彼が「白いシャツはありますか」と言ったんです。「バーニーズ ニューヨークを私が表現するなら、白いシャツが絶対必要」と。どんな写真になったのか、ぜひ見にきてください。

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LESLIE