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2015/02/26

#(HASHTAG) NEW YORK! Vol.6

#(HASHTAG) NEW YORK! Vol.6

VERY BARNEYS!なニューヨーク情報を現地在住の高久純子さんがお伝えいたします。

 

NEW YORK SWEETS

スイーツに関しては保守的といわれるニューヨーカーを、あっという間に虜にしてしまったのが、クロワッサン×ドーナッツのハイブリット・スイーツ「クロナッツ」。早朝のクロナッツ行列は、もはやダウンタウンの風景の一部に。では、この爆発的ヒットが発端となった、NYスイーツ・ブームに乗る、ポスト・クロナッツ候補にはどんなものが?!

アッパーウエストサイドにオープンした「TREAT HOUSE」は、米をカリカリにして、砂糖とバターで固めたライスクリスピーの専門店。昔ながらの「ママ手作りお菓子」の懐かしい味に、いろいろなフレーバーや、トッピングをプラスし、一口サイズにした新デザート「TREAT」を開発。バブルガムやM&M'S チョコレート、オレオクッキーなどをのせたポップなルックスの定番12フレーバーに加え、季節のスペシャルが加えられたショーケースは、おもちゃ箱を覗いたように賑やか。米を原料にしているので、カロリーは低め、さらに、グルテンフリーにこだわっているのでヘルシー、という点もヒットのポイント。

もうひとつの気になるスイーツは、米国人なら、必ずキッチンに常備しているマシュマロを、おいしく大人にした進化版。ACE HOTELのおみやげコーナーなどで人気となっているこのマシュマロは、ブルックリンをベースに、元アートディレクターの妻と、食を愛する夫のカップルがスタートした小さなベーカリー「WHIMSY & SPICE」のもの。ナチュラル素材のみでつくられる素朴な味わいのマシュマロには、厳選された6つのフレーバーを使用。程よい口どけとともに、口の中に広がるほのかなフレーバーを楽しむことができる。また、マシュマロのアメリカ的王道の食べ方を家庭でも実践できるS' MOREセットは、「気の利いたホームパーティーの手土産」として各種雑誌にとりあげられて話題に。
ライスクリスピーもマシュマロも昔ながらのお菓子...ということは、米国人はやっぱりスイーツに関しては、コンサバということのよう。

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高久純子

PROFILE

JUNKO TAKAKU

(absolute te-ma & company)

ファッション雑誌編集者を経て渡米。NYをベースにファッション、ライフスタイルビジネスのコンサルティングを手掛ける。