2014/10/23
#(HASHTAG) NEW YORK! Vol.4

VERY BARNEYS!なニューヨーク情報を現地在住の高久純子さんがお伝えいたします。
NEW YORK FASHION WEEK
ドキドキする仕掛けや、イベントに彩られた2015年春夏シーズンのNEW YORK FASHION WEEK。エンターテイメント性に乏しいと言われてしまいがちなニューヨークだが、今シーズンは、デザイナーのこだわりや主張が色濃く反映された個性的なショーが目白押し!
<マーク ジェイコブス>のショーでは、客席に"ドクター・ドレ"のヘッドフォンが配られ、ゲストたちは、そのヘッドフォンを通してランウェイショーを楽しむというユニークな趣向が。その仕掛けは「人には個人的な感じ方、世界がある」というデザイナーからのメッセージ。キャットウォークに配された巨大なバブルガムピンクの家は、ミリタリーカラーをメインにした新コレクションと、絶妙なコントラストを作り出した。スパイク・ジョーンズ氏をプロデューサーに起用した<オープニングセレモニー>は、演劇形式で発表!さらに、極めつけは、4Dホログラム映像でコレクションを発表した<ラルフ ローレン>! 誰もが度肝を抜かれ、セントラルパークの池の上に現れたキャットウォークの美しさに放心状態に陥った。いずれのショーも、コレクション自体の内容もさることながら、クリエイティブな発想が高く評価され、ニューヨークファッション業界の底力を証明したことは確か。
ニューヨークコレクションの盛況ぶりは、そのまま米国経済の良好さを物語るともいわれるけれど、<ダイアン フォン ファステンバーグ>のショーにスーパーモデル、ナオミ・キャンベルが登場したり、"BARNEYS NEW YORK × NARS 20 YEARS ANNIVERSARY"のパーティーを、リンダ・エバンジェリスタがホストするなど、往年のスーパーモデルの活躍も目立った。
キラキラとした1990年代の勢いがニューヨークに戻ってきているのかも?!と、夢のような気持ちになりつつ、あっという間に華やかな1週間が過ぎ去った。
* * *