2020/01/23
OUR FAVORITES: BELVEST
美しく、最高級の着心地を持った極上スーツ──世界中のエグゼクティブや業界から絶賛される<ベルベスト>の魅力
イタリアのスーツファクトリーの中でも最高峰に位置する<ベルベスト>。精緻な縫製とやわらかい着心地が両立した見事な仕立て。着る人を引き立て、どんな場面でも通用し、さらには時代を超越した佇まいを備えた"美しい"スーツは、現代に生きるあらゆるステータスの男性に欠かせない存在です。
イタリア屈指のスーツファクトリー<ベルベスト>が生まれたのは、北イタリアのパドヴァ近郊です。パドヴァは文教都市と知られた街。ガリレオ・ガリレイがいたパドヴァ大学、サンタントニオ聖堂、ヴィッラ・ピサーニやジョットのフレスコ画が遺るスクロヴェーニ礼拝堂など、世界的な名所に囲まれた芸術豊かな古都で、アルド・ニコレッタ氏が1968年にファクトリーを創業しました。

<ベルベスト>の大きな功績は1980年代後半、日本で巻き起こったクラシコイタリアブームにおいて、ファクトリーブランドの優秀さを広めたことにあるのではないでしょうか。それまでブランドはあくまでデザイナーやメーカーを指すもので、製品を作るファクトリーが自社でブランドを持つことも稀。それを打ち破ったのが、<ベルベスト>でした。
実は<ベルベスト>を世界で初めて紹介したのは、私たちバーニーズ ニューヨークです。欧州の名だたるビッグメゾンの既製スーツを多く手がけ、米国バーニーズ ニューヨークのオリジナルスーツも長く担当してきた縁で、<ベルベスト>の名前を付けたスーツをどこよりも早くお客様にお届けすることとなりました。

伝統とモダニティが融合した名品の礎となる型紙の数々。イタリア政財界から著名人まで、その顧客は世界中に。

<ベルベスト>とは、イタリア語で"美しい服"という意味。その名の通り、クラシックで美しさを湛えた端正なスーツは「マシンメイドの最高峰」と謳われていますが、着心地などに直結する部分や一部のボタンホールなどは、すべて丁寧な手仕事によるものです。丸みを帯びたショルダーライン、上品なロールを描くラペル、体を包み込みこむようなやわらかな着心地、美しいドレープラインや精緻な柄合わせ、これらは巧みなマシンづかいと卓越した職人の技なくして生まれるものではありません。

ミシンを駆使する技術は随一。袖のいせ込みをしながら、しっかりと縫いあげられていきます。

各作業ごと、と言っていいほどこまめに手作業でプレスされる工程が挟まれています。

どこから見ても隙のない柄合わせは見飽きない緻密さ。柄物ならではの楽しみとも言えるかもしれません。

袖裏やボタンホールなどは手作業で仕上げられていきます。
さらに<ベルベスト>は高いデザインセンスにも定評があります。常に先進的なファブリックを紹介するだけでなく、3世代に渡って受け継がれた伝統と美学によって生まれた"ジャケット イン ザ ボックス"というアンコンジャケットの名品、過去のアーカイブから着想を得て提案されるカプセルコレクションなど、次世代のクラシックスタイルを見据えた美しいドレスクロージングを次々と提案し続けています。

ファクトリー訪問時にバイヤーと。創業時からの生地台帳をすべて保管している<ベルベスト>では、希少な過去のファブリックからインスピレーションも得ているそう。

生地だけでなく芯地にも強いこだわりをもつ<ベルベスト>。毛芯を浸水させる水槽などの設備もファクトリー内に備えています。良質な毛芯を用い、上品でありながら構築的なシルエットを実現しているのが特徴です。
<ベルベスト>の品揃えはバーニーズ ニューヨークが国内随一となり、年2回行われるオーダーイベントではイタリア本国から専任のスタッフが来日。本国スタッフと直接やりとりをしながら採寸していく、日本にいながらにしてイタリアならではの独特のオーダー体験を味わうことができます。豊富なモデル・服地をはじめ、通常ではご用意がないスペシャルなファブリックからもオーダーいただけます。
着てよし、見てよし、さらには見られてよし──イタリアの<ベルベスト>の伝統と美学のすべてを、バーニーズ ニューヨークでお楽しみください。
※イベント内容は都合により変更となる場合がございます。予めご了承ください。