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INTERVIEW: KARL DONOGHUE

INTERVIEW: KARL DONOGHUE

上質なファーやレザーを洗練されたデザインで表現した、世界に一つだけのコートやケープがバーニーズ ニューヨークでも人気の高い<カール ドノヒュー>。素材選びからデザインまで一切妥協せず、常に斬新でスタイリッシュなレザーを提案するコレクションは、ケイト・モスやエリザベス・ハーレイ、ヴィクトリア・ベッカムなど英国を代表するファッションアイコンや多くのセレブリティからも愛されています。今回はバーニーズ ニューヨーク銀座店で開催されたトランクショーのために来日したデザイナーのカール・ドノヒュー氏に2014年秋冬シーズンのコレクションの特徴やブランドの魅力、意外にも日本びいきということが判明したご本人のプライベートファッションにわたるまで、お話をうかがいました。

 

―<カール ドノヒュー>のコレクションの魅力とは?
「WEARABILITY(長く着られること)」「DURABILITY(耐久性)」「STYLE」「DESIGN」「QUALITY」です。私のコレクションはシーズンを超えて、ずっと着られるものです。素材にはスペインのタンナーから取り寄せた最高級のクオリティのスキンを使っています。美しいレザーのソファのように、5年、10年と時を経るごとに風合いを増すエイジングの過程を楽しんでいただけると思います。ずっと着ていくうちに自分の体の形に合ってきて、なじんでいくのも魅力です。

―2014年秋冬シーズンのコレクションの特徴を教えてください。
今シーズンは、素材の手ざわりを追求しています。リバーシブルのコートや表地にウールを取り入れたアイテムなど、上質な素材がもつ豊かな表情を楽しんでいただけるコレクションです。

―新しい試みにも挑戦されたそうですね。
新しくリバーシブルのコートが登場します。二つのコートを一つにする作業は挑戦でした。表と裏の両方が完成されているものを作り出すことはとても難しい作業でした。

―美しい色を取り入れた"ジュエルカラー"のケープも登場しました。
サファイアブルー、ネクターイエローといった"ジュエルカラー"のケープも今シーズンのコレクションの特徴のひとつです。鮮やかな色ですが、50:50でグレーとミックスしていたり繊細な雰囲気もあって、着こなしやすいアイテムになっていると思います。着方次第で色の見せ方も変えられて、多彩なアレンジが楽しめます。実はこのケープは昨年の9月に日本を訪れた時にインスピレーションを得たものです。日本のマーケットでは、コートなどウェアが落ち着いた色でも小物は明るい色を楽しんでいる傾向にあると気付き、取り入れたいと思ったんです。私のコレクションでも2000年にウェアのデザインを始めた頃はフューシャピンクのコートなど、鮮やかな色のアイテムもあったのですが、徐々に落ち着いたカラーのコレクションになっていきました。今回は、そろそろ楽しい色を取り入れてもいい時期かな、と感じたんです。

―コレクションを作り上げていく上でのこだわりを教えてください。
重要なのは目に入った時に際立っていて魅力的に見えること。それと同時に、実際に着たときに印象的に見えること。レザーやファーを使った服は素材の大きさに限りがあるので、どうしてもどこかで切替える必要があります。特にベビーラムスキンなどは一つのピースのサイズが小さいので、それらをつなぎ合わせて洋服を作る際、デザインの段階でパネルの大きさはどれくらいにするのか、どこで切替えるのかを非常に慎重に考えます。素材をカットしていく上でいかに無駄を出さないか、ということも考えなければいけません。またライニングやボタンなどのパーツにもすべて自然の素材を使って作るようにしています。

―レザーやファーという素材にこだわってデザインをされていますが、レザーやファーアイテムの魅力とは何でしょうか?
ひと目見たときの色合いの美しさ、実際に触れた時の素材のやわらかな手ざわりはとても重要で、それが魅力でもあります。もう一つ、ケープなどはナチュラルなエッジを生かしてそのまま使っているので、自然な美しさがあります。

―それが<カール ドノヒュー>のコレクションはすべてが世界に一つだけのものという所以ですね。
それぞれのアイテムがとてもユニークです。見た目だけでなく、触れた時の手ざわりもそれぞれ違います。個々のピースを実際に手に取っていただき、お客様自身が惹かれたものを選んでいただきたいと思います。一着のコートを作るのに12~15枚のスキンを使うのですが、工場では職人がどのスキンを使うかを一つずつ選んで作っていくので、一枚一枚の組合せで違う表情が生まれ、コートも一着ごとに微妙に違います。天然の素材なので同じように染めても一つひとつの色が異なってくるスキンの特徴をきちんと見極めてくれて、私の目指したいところを理解してくれる職人さんの存在はとても重要です。

―卓越した技術をもつ職人さんの手により、丁寧に作られているのですね。
それぞれのパネルはすべて手でカットされています。ロンドンとロンドン郊外に私が信頼をおくファクトリーが数ヵ所あり、コレクションはすべて英国の職人によりじっくりと時間をかけて作られます。ハンドステッチなど、工程の多くは手作業によるものなので、一つのコートを仕上げるのに1日以上かかります。複雑な作りのものはさらに時間をかけています。

―来日される時は、バーニーズ ニューヨークでショッピングも楽しまれるとのことですが?
日本のバーニーズ ニューヨークのファンで、バイヤーのセレクトも素晴らしいと思います。ここ最近、私のショッピングのほとんどは日本なんです。何よりも私の体型にぴったりで、サイズがパーフェクト!今日着ているジャケットやパンツも日本で買いました。ヨーロッパのブランドも着ますが、おそらく、ロンドンよりも日本でショッピングする方が多いですね。ロンドンにいる時は...働いています!

―最後に、バーニーズ ニューヨークのお客様にメッセージをお願いします。
私が来日するたびに、いつもみなさんが私のコレクションを見に来てくださるので、定期的に日本を訪れることができてとても感謝しています。私がデザインをする際に大切にしているデザインの細部にまで、日本のお客様は気付いてくださり、気に入ってくださるのですが、それは世界の中でもとてもわずかで貴重な存在です。また来年はブランドをスタートして20周年を迎え、さまざまな企画をご用意しているのでぜひ期待していてください!

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