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BURBERRY
リカルド・ティッシ氏による<バーバリー>のデビューコレクションが、遂にそのベールを脱ぎました。イタリア生まれのティッシ氏がコレクションを発表したのは、<バーバリー>の本拠地である英国 ロンドン。絶えず進化を繰り返していく街の姿と、あらゆる文化を飲み込む英国の多面性、さらにそこで育まれたブランドの伝統やカルチャーを今一度見つめ直すことで、ティッシ氏はモダンにアップデートされた、<バーバリー>の"今"をいとも鮮やかに描き出しました。
17歳で渡英し、1990年代のロンドンで多感な青春時代を過ごしたティッシ氏。デザイナーを夢見て名門セントラル・セント・マーチンズに通い、卒業コレクションを発表したのが、今から20年前の1999年のことでした。ロンドンという街は、言わばデザイナーとしてのティッシ氏を育てた第二の故郷。10代の頃から見てきたこの街の進化は、常に多くのインスピレーションを与えてきました。
パンク・スケート・ヒップホップなどのユースカルチャーと、フォーマルで洗練されたジェントルマンのスタイル。先進的なクリエイティブと、豊かな伝統。相反するすべての要素が共存する英国の多面性を表現すべく、<バーバリー>でのデビューコレクションとなる2019年春夏シーズンにティッシ氏が掲げたテーマは「キングダム」。"洗練"・"リラックス"・"イブニング"と3つのパートに分けられたコレクションでは、ウィメンズ・メンズ合わせて130体以上のルックが発表されました。
モダンでコンテンポラリーな視点を通して表現された"洗練"は、ブランドが持つテーラリングのヘリテージを雄弁に語ります。ウィメンズではトレンチコートやカーコートがバリエーション豊かに提案されたほか、プリーツスカート、ペンシルスカート、ボウブラウスなど、レディライクなデザインが目を惹きます。一方メンズでは、英国らしいシャープなシングルおよびダブルブレステッドのスーツが印象的。
© Courtesy of Burberry
「旅」と「自由」の概念をインスピレーション源に、英国の反骨精神を表現した"リラックス"には、ティッシ氏が得意とするストリートテイストもふんだんに盛り込まれました。ウィメンズではマスキュリンなシャツやTシャツ・コルセット・ミニスカートなど、力強いラインやシルエットとともに、パンキッシュなワードローブを展開。メンズではトレンチコートに大胆なグラフィックをほどこしたり、ダブルブレステッドのセットアップをソフトコンストラクションのボクシーシルエットで表現したりと、伝統的なメンズウェアの様式美に、モダンなスタイルコードが巧みに融合されています。
ショーのフィナーレを飾った"イブニング"のパートでは、英国文化に根ざしたフォーマルウェアの象徴として、繊細でフェミニンなジャージー素材のドレスが、ティッシ氏の得意とするオールブラックでソリッドに表現されました。
今回特に話題となったのが、アイコニックなバーバリーチェックの色味はそのままに、ストライプ柄へとアップデートした"アイコンストライプ"という新たなパターン。さらには、<バーバリー>の創業者トーマス・バーバリーのイニシャル"T"と"B"をモチーフにした新しいモノグラムプリントとモダンなロゴのデザイン。歴史的なヘリテージを受け継ぎながら、さらに新たな時代へと歩みを進める、ブランドの今の姿を象徴するアイコンが誕生しました。
バーニーズ ニューヨークでは、この注目のコレクションをウィメンズ・メンズともに各店にて豊富にご紹介しています。<バーバリー>の"今"を、ぜひ店頭で直接ご覧ください。
<バーバリー>2019年春夏コレクションは
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※掲載画像はイメージです。一部お取扱いのないアイテムもございますので予めご了承ください。
March 28th, 2019
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