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年末年始営業時間についてのお知らせ

新宿店:12/21(土)~12/29(日)・1/2(木)~1/4(土)は20:30まで営業。
横浜店:12/26(木)・12/28(土)は20:30まで営業。
銀座店:12/21(土)~12/30(月)・1/2(木)~1/4(土)は20:30まで営業。

*12/31(火)は全店通常営業(11:00~20:00)。
*新年1/1(水・祝)は全店休業。
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WINDOW DISPLAY:
WE CELEBRATE "25"

9月、バーニーズ ニューヨークのウィンドウに、アニバーサリーイヤーを祝したスペシャルなディスプレイが登場しています。それぞれの見どころをクリエイティブディレクターの谷口がご案内いたします。

 はじめにご紹介するのは、今シーズンのヴィジュアルキャンペーンをフィーチャーしたディスプレイです。イメージモデルは躍動感のあるダンスと幅広い表現力が世界中で評価されているダンサー・コレオグラファーの菅原小春さん。今回はメンズ、ウィメンズを合わせて5つのルックを身にまとい、バーニーズ ニューヨークのためだけにスペシャルなパフォーマンスを披露してくれました。そのダイナミックなダンスパフォーマンスはウェブサイトで公開中のムービーでお楽しみいただけますが、そのムービーと連動した特別なディスプレイがウィンドウを彩っています。
銀座店のウィンドウでは横一列に並べた4台の次世代プロジェクションライティングで、約2分半の別バージョンのムービーをループして流しています。この機器は4Kの高精細画像で菅原さんの動きをリアルに表現することが可能です。その他の店舗では、ムービーから菅原さんの姿を切り取り、分解写真のように彼女の一連の動きの流れを見せています。ウィンドウ内にアール壁を設け、空間をぎゅっと凝縮。45コマに分解した動きを3m×7mの大きさで見せることで、パフォーマンスの躍動感や力強さを際立たせる、そんな仕掛けになっています。中央にはムービー内でフィーチャーしたアイテムをまとったマネキンを、菅原さんに見立てて配置しました。
一方、店内には映画館に見立てた黒い小部屋を設け、そこでムービーを鑑賞いただけるようにしました。それぞれまったく異なる雰囲気で菅原さんのパフォーマンスを楽しんでいただけますので、ぜひ足をお運びください。

 続いて、ウィメンズフロアに届いた注目ブランドにフォーカスする3つのディスプレイをご紹介します。<ガブリエラ ハースト>はデビューコレクションが話題を集めたニューヨークの新星で、日本ではバーニーズ ニューヨークのみで取り扱います。このデザイナーは木の素材を好むようで、コレクションを発表した会場でもフローリング材が効果的に使われていました。今回のディスプレイは、そうした木材の使い方に着想を得ています。ヘリンボーン形に組んだフローリング材にスチールとモルタルの脚をつけ、それをオブジェとしてウィンドウ内に配置、さらにグレートーンのコーディネートをまとったマネキンを飾ります。いかにもニューヨークブランドらしいシンプルで上質な世界観を表現しました。
ロンドン発のコレクションブランド<アーデム>の今シーズンは、ジャカードやプリントなど、さまざまな手法で表現されたフラワーモチーフとモダニティの対比が印象的でした。そこで、ディスプレイにも同じ要素を取り入れることに。まずは金属で立方体のフレームを組み、白亜鉛のような質感に塗装しました。フレームの中には球体のオブジェをワイヤーで釣り、宙に浮いているような状態にしています。その球体をピンク色の花の写真で覆うのですが、写真はわざと手でくしゃくしゃにして、花にテクスチャーを加えました。花×金属、オーガニック×モダニティ。ファンシーな花柄をただ女性らしく見せるのではなく、そこに相反する要素を加えることでフェミニティを表現するのがこのブランドの面白さですが、コレクションから受けるそうした印象をプロップスで表現したディスプレイです。

 最後はギョーム・アンリが新たに手がける<ニナ リッチ>。注目のコレクションは、ブランドが持つフェミニンさとギョームらしい構築的でマニッシュな世界観が見事にマッチした内容でした。私が注目したのは白〜生成〜淡いベージュのカラーバリエーションと、パッチワークや編み地を変えて表現された幾何学的なディテールです。そこで木のボックスを使って、それらの要素を象徴的に表してみることにしました。ウィンドウの背面に高さの異なる木の箱をあしらい、その内側をコレクションと同様、白〜生成り〜淡いベージュの6色に塗装。白のカラーバリエーションをグラフィカルに見せるという趣向です。このとき、海綿を使ったり表面をひっかいてみたり、テクスチャーにも手を加えました。
ウィンドウで紹介しているものはすべて、コレクションで注目を集めたピースばかり。ギョームが描く新生<ニナ リッチ>の世界感を、ぜひその目で確かめてみてください。

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STAFF'S PROFILE

クリエイティブディレクター

谷口勝彦

1990年バーニーズ ジャパン入社。米国バーニーズ ニューヨークにてサイモン・ドゥーナン(現クリエイティブ・アンバサダー・アット・ラージ)に師事。現在は、日本のバーニーズ ニューヨークのウィンドウからフロアディスプレイ全般、店舗デザイン、広告ヴィジュアルなどのストアイメージに関わるすべてを統轄している。