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年末年始営業時間についてのお知らせ

新宿店:12/21(土)~12/29(日)・1/2(木)~1/4(土)は20:30まで営業。
横浜店:12/26(木)・12/28(土)は20:30まで営業。
銀座店:12/21(土)~12/30(月)・1/2(木)~1/4(土)は20:30まで営業。

*12/31(火)は全店通常営業(11:00~20:00)。
*新年1/1(水・祝)は全店休業。
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WINDOW DISPLAY:
NEW ARRIVALS

2016年春夏シーズンも世界中から厳選した新たなブランドが続々と登場するバーニーズ ニューヨーク。今シーズンが初登場となる3つの注目ブランドの世界観をお楽しみいただけるウィンドウディスプレイを、クリエイティブディレクターの谷口がご紹介します。

はじめにご紹介するのは、LA発のメンズブランド<パーム エンジェルス>をフィーチャーした新宿店のウィンドウ。西海岸のスケーターカルチャーをラグジュアリーに表現したコレクションの世界観を演出するために、切断したスケートボードを壁面に設置しました。壁に突き刺さっているようにも、壁から突き出ているようにも見える約100台のスケートボードで埋め尽くされたウィンドウは圧巻です。ウィンドウを見てすぐにスケートボードだと分かるためには、ガラスに近い位置までスケートボードをセッティングして車輪がよく見えるようにしたい。一方、新宿店のウィンドウは奥行があまりないため、一度壁面をセッティングしたらそこに再び人が入って作業することは不可能です。そこで、まず入口から一番遠い位置からボードを設置し始めて、同時進行で照明の向きを決めていきながら、半分終わったところでマネキンを置き、また残りのスケートボードを貼り付けて完成させました。

次は、バーニーズ ニューヨーク各店で展開されるNY発のウィメンズブランド<アピース アパート>のウィンドウ。メキシコの建築家、ルイス・バラガンの建築にインスパイアされたカラフルな今シーズンのコレクションに合わせて、立体のオブジェを作りました。オブジェは木材の上にざらざらとしたテクスチャーの塗料でコンクリートのような表情を出し、その上に色を付けます。そして、オブジェの背後に照明を設置し、オブジェの隙間から光がさすように演出しました。これもルイス・バラガンの建築における光の表現をイメージしています。このような光の演出をすべく3つのパーツを組み合わせるには、ミリ単位の細かい計算が必要。実際の制作前に、実物の18分の1の模型を作ってシミュレーションを行いました。

そして銀座本店のウィンドウには、スペインレザーの最高峰ブランド<ロエベ>が登場します。ウィンドウディスプレイのデザインはパリコレクションのランウェイの映像にインスピレーションを得ました。ショーでは、透明なラップで巻かれた柱やスツールの脚、トランスペアレント素材のスカートといった無機的な要素と、上質な革やリアルな鳥のプリントといった有機的な要素の対比をコンセプトにした実験的なアプローチが印象的でした。ウィンドウでもシルバーの柱を梱包用の大きく薄いビニールで巻いたものを何本か置き、床面には薄いアクリルのミラーを一度割ってモザイク状にし、元の長方形の形に戻したものの上にマネキンを置きました。このミラーの演出も、コレクションに登場したミラーパーツをちりばめたドレスのデザインにインスパイアされたものです。

個性豊かなデザイナーブランドのウィンドウを作る際は、そのブランドのデザイナーがどんなことを思いながら一つひとつのアイテムを作っているのか、その背景を知ることがとても重要だと思っています。作り手が思い描くイメージや、ブランドのコンセプトを汲取り、実際のアイテムの魅力とマッチさせてウィンドウで表現することで、見てくださる方々の心にデザイナーのメッセージが届く気がしています。

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STAFF'S PROFILE

クリエイティブディレクター

谷口勝彦

1990年バーニーズ ジャパン入社。米国バーニーズ ニューヨークにてサイモン・ドゥーナン(現クリエイティブ・アンバサダー・アット・ラージ)に師事。現在は、日本のバーニーズ ニューヨークのウィンドウからフロアディスプレイ全般、店舗デザイン、広告ヴィジュアルなどのストアイメージに関わるすべてを統轄している。