CONVERSATION: FACETASM × THE BARNEYS TEAM | WOMEN'S | MEN'S | BARNEYS NEW YORK

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CONVERSATION:
FACETASM × THE BARNEYS TEAM

2016年LVMHプライズのファイナリスト8名に日本人として初めて選出され、世界的にも大きな注目を集める<ファセッタズム>。この秋冬シーズンに登場する別注アイテムを軸に、デザイナーの落合宏理氏とメンズ・ウィメンズのバイヤーによる鼎談をお届けいたします。

落合宏理[<ファセッタズム>デザイナー](敬称略/以下落合) 中箸さんに初めてお会いしたのは7年ほど前です。まだ東京コレクションにも参加していない時によく見つけてくださったなと思います(笑)。
中箸充男[バーニーズ ニューヨーク メンズチーム バイヤー](以下中箸) たくさんいただく展示会のインヴィテーションのなかでも、きらっと光るものがあったんですよね。宝石や物ごとの面を表す"ファセット"を使った造語のブランド名もおもしろいなと。この秋冬、バーニーズ ニューヨークのメンズは"DEVELOPING DESIGNERS"と謳い、これからインターナショナルな成長を遂げるであろうブランドにフォーカスしています。どんどんクオリティが向上して、今や世界的に高い評価を受ける<ファセッタズム>は間違いなく次世代を担うブランドの筆頭格。
中尾有里[バーニーズ ニューヨーク ウィメンズウェアチーム バイヤー](以下中尾) 秋冬シーズンのウィメンズは"CROSS THE BORDER"をキーワードに掲げています。ネットやソーシャルメディアの普及によって、カルチャーや国、性別といった境界線(ボーダー)を飛び越えるファッションが続々登場するなかで、<ファセッタズム>の東京らしいミックス感やジェンダーレスな観点から生まれるデザインはウィメンズのトレンドに非常にマッチしたものだと思います。
落合 東京コレクションへの参加も10回を数えるなかで、徐々に自分たちらしさが確立されてきました。今回は本当によいタイミングでご一緒させていただけて感謝しています。意識の高いお客様をもつバーニーズ ニューヨークは、多くのデザイナーが目標とするであろうストアのひとつ。"東京から世界に挑む"という信念をもってモノ造りをする自分たちにとって、ビジネスはもちろん、クリエイションの面でも大きく幅が広がる機会だと考えています。「joint works@barneys.us.jp」という9月展開のコラボレーションを含め、バーニーズ ニューヨーク×<ファセッタズム>に新鮮な印象を受ける方もいるかと思います。両者が組むことで、今の東京から強いものを発信できるという期待と自信があります。


中尾 「joint works@barneys.us.jp」は、我々にとっても過去に例を見ない企画。ニューヨークと日本のクリエイターやデザイナーが、バーニーズ ニューヨークの呼びかけによってコラボレーションする新たなプロジェクトです。
中箸 <ファセッタズム>とセレブリティも愛用するデニムブランド<リアルト ジーン プロジェクト>のエリン・フェニジャー氏のコラボレーションはなかでも推したい取組みのひとつ。メンズで展開するアイテムはデニムパンツです。もともとデニムにハンドペイントするところから始まったブランドなのですが、ヴィンテージデニムを使っているので形はバラバラだったんです。世界的にも高い品質で知られるカイハラ社のデニム生地を使い、かつシルエットの美しさや細部へのこだわりなど、"今"の感覚をもつ<ファセッタズム>のデニムパンツにエリン氏ならではのペイントをほどこしてもらうことで、これまでにないデニムパンツが完成しました。

中尾 ウィメンズは"これぞ<ファセッタズム>"というアイテムを使いたいなと思いまして、アイコニックな編み上げのスエットにペイントをしてもらいました。
落合 今回のようなアクション・ペインティングは自分たちでもやりたいんですけど...、結構難しいんですよね。中途半端に仕上がってしまいがちな禁断の手法というか(笑)。ブランドとしては躊躇している部分があったので、お話をいただけて嬉しかったですね。実際、これだけカラフルでバランスのとれた色合いのペイントはなかなかないですし、モード感もあって非常に満足しています。これを着こなしている方がいたら...、素敵ですよね。
中尾 はい、素敵ですね(笑)。ウィメンズでは「joint works@barneys.us.jp」とは別にもう1型、別注アイテムを作っていただきました。オーバーサイズのMA-1で、秋冬シーズンのウィメンズのテーマの一つ"LUXURY WORK"をまさに象徴するようなアイテムです。
落合 MA-1は2015年春夏シーズンに<ジョルジオ アルマーニ>の支援によってミラノで初のメンズショーを行った際、海外で好評を得たキーアイテムなんです。今回はウィメンズでも<ファセッタズム>らしさをどう表現するかを考えて、MA-1の雰囲気を活かしたまま、少し大きめで独特のサイズ感が出せるように調整しました。これも僕たちにとって新しい試みですね。

落合 2016年秋冬シーズンのテーマ"東京"は、先のミラノで得た反応から生まれたんです。東京である程度の経験を積んで、東京が注目されていると聞いて海外に出てみたら、実際は東京もソウルも北京も"アジア"で一括りにされていました。そうすると、自分を含めた周りの"東京"を改めてしっかり表現して、世界により強く発信したくなったんです。僕が感じる東京らしさは、さまざまなカルチャーがミックスされて、レイヤーになっているところ。例えば、MA-1にスカジャン、トーテムポールの柄。一つひとつの点は繋がらないかもしれないけれど、すべてを合わせてみれば東京らしさが浮かびあがってくる...そんなコレクションを目指しました。
中箸 僕もその東京ならではの雑多さが出るような買付をしています。通常はそのシーズンのブランドテーマとバーニーズとしての打ち出しが明確に見えるようなラインナップが構成できるように選んでいるのですが、<ファセッタズム>に関しては、バリエーションを豊富に揃えて、ブランド全体の世界観が表現できるようにバイイングしています。
中尾 ウィメンズも同様ですね。シーズンテーマを色濃く反映したデザインから、スーツ地やプリーツを使ったアイテムなど少しフォーマルなきれいめのラインまで、ブランドがもつ多面性を感じられるようなラインナップを揃えています。きれいにまとめてもいいですし、ストリート感のあるアイテムをミックスして"外し"を楽しんでいただくのもいいかなと。

中箸 実は今シーズン、<ファセッタズム>が銀座本店のウィンドウを飾ることが決まっているんです。単独でウィンドウを飾った日本のブランドは<サカイ>以外に前例がないので、これも新たなチャレンジですね。
落合 先ほど"CROSS THE BORDER"という言葉が出てきましたが、今のモード界の流れは幸いなことに<ファセッタズム>に対してかなり追い風だと感じています。性別も国籍も、季節すらボーダーが曖昧になっていて、どこでどんな風に発表してもいいという雰囲気がある。その流れはすぐに変わってしまうかもしれませんが、こういう時代に自分たちが何らかの爪跡を残せるのであれば、今後も世界で戦う道が拡がっていくように思います。コラボレーションやウィンドウなど、よい機会をいただいているので、きちんと結果を出していきたいですね。

FACETASM FALL 2016
WOMEN'S & MEN'S COLLECTION

PROFILE

<ファセッタズム>デザイナー

落合宏理

1977年東京都生まれ。文化服装学院卒業後、2007年に自身のブランド<ファセッタズム>を立ち上げる。ブランド名は宝石の切り子面や物事のさまざまな面を意味するfacetの造語。2015年にはミラノでショーを開催し2016年第3回LVMHヤング ファッション デザイナー プライズにてファイナリストにも選出。2017年春夏シーズンのコレクションをパリで発表するなど、今世界中から大きな注目を集めている。

STAFF'S PROFILE

バイヤー

中箸充男

米国シカゴに留学中、バーニーズ ニューヨークの存在を知る。帰国後、バーニーズ ジャパンに入社。スーツフロア・ファニシングフロア・デザイナーズフロアのスタッフを経てバイヤーに。入荷即完売アイテムの数々を買い付けてきた、そのセレクトは伝説ともなっている。ロック好きでも知られ、自身のスタイルはもちろん、買付のセレクションにもロック魂が滲む。

STAFF'S PROFILE

ウィメンズウェアチーム バイヤー

中尾有里

学生生活をシドニーで過ごす。洋服好きの家族から強く影響を受け、2002年バーニーズ ジャパンへ入社。横浜店にてメンズ・ウィメンズ両フロアで販売を経験。独自のファッションセンスを活かし、2013年3月より現職。趣味は映画観賞と食べ歩き。