年末年始営業時間についてのお知らせ

新宿店:12/21(土)~12/29(日)・1/2(木)~1/4(土)は20:30まで営業。
横浜店:12/26(木)・12/28(土)は20:30まで営業。
銀座店:12/21(土)~12/30(月)・1/2(木)~1/4(土)は20:30まで営業。

*12/31(火)は全店通常営業(11:00~20:00)。
*新年1/1(水・祝)は全店休業。
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CONVERSATION: BARNEYS BARBER'S SHOP by KAMISORI CLUB 148

CONVERSATION: BARNEYS BARBER'S SHOP by KAMISORI CLUB 148

家族で来店し、妻と子どもの買い物に付き合ったあとは一人、男の聖域へ。見繕ったスーツの裾上げを待っている間、あなたは同じ店内にあるバーバーで過ごす。モダンクラシックなヘアスタイル、日本初の本格的なヒゲデザイン―古くて新しい男の世界が、そこにあります。

 

オープン20周年を迎えたバーニーズ ニューヨーク横浜店が11月20日(水)、リニューアルオープンを果たしました。リニューアルの目玉のひとつに据えたのが、4Fのメンズフロアにお目見えした<BARNEYS BARBER'S SHOP by KAMISORI CLUB 148>。目指すところをバーニーズ ニューヨークの仕掛人、佐野良と全面的に協力していただいた「カミソリ倶楽部」の竹内教起氏、サロンの責任者を務める丸山尊人氏がたっぷりと語ってくれました。

佐野良[バーニーズ ニューヨーク メンズMDシニアマネージャー](敬称略/以下佐野): このたびはご協力いただき、ありがとうございます。
竹内教起[カミソリ倶楽部代表](敬称略/以下竹内): バーニーズ ニューヨークは感性の高いお客様が集うストア。理髪、ヒゲの文化を発信していくのにまたとない空間だと思っております。
佐野: 「ジェントルマンとは何ぞや」というお題に対し、その輪郭を鮮明にすべく出した答えが「モノからコトへの深化」でした。そうしてたどり着いたのがバーバーです。
 実は私、物心ついた頃から床屋に通っています。たまに美容院に浮気しても、また戻っちゃう。蒸しタオルで優しく顔を包み、しっかりと泡立てたキメの細かなシェービングフォームを塗り、剃る。仕上げにトニックを振りかける。さっぱりした頭でビールを飲みながら、ナイターを見る日曜の夕方。子どもの頃の私は、そのすべてに大人の男を感じたものです。男性特有の悩みも隣に女性がいる美容院では気軽に相談できないというストレスもあり、ニューヨーク出張のたびに、男の文化としてバーバーがどっしりと根付いているサマをうらやましく思っておりました。
竹内: おっしゃる通りです。
佐野: しかし残念ながら、日本は昭和のままの床屋が多かった。懐かしいヘアスタイルのポスターが今でも堂々と貼られている床屋は、さすがに躊躇するわけです(笑)。

佐野: そこで、「カミソリ倶楽部」さんに白羽の矢を立てた。100年の歴史を有するカミソリ、ならびにグルーミンググッズのレジェンドですからね。実は弊社のクリエイティブディレクターの谷口が愛用しており、「バーバーをやるならまずはカミソリ倶楽部の門を叩け」と言われまして。門を叩いたら、脈々と受け継がれてきた文化に圧倒されました。<シック>を日本に導入し、広めた立役者も竹内さんのところなんですよね。
竹内: 初代がPXとして接収された白木屋で<シック>インジェクターを目にしたのがきっかけです。自由貿易前だったので、銀座の服部時計店に掛け合い、外為の枠を譲ってもらって取引が始まりました。ゼロからの開拓だったので当初こそ苦戦しましたが、一時は日本のマーケットで70%のシェアを占めたことも。アメリカの大統領から感謝状が贈られました。
佐野: 大統領!それはすごい。

カミソリ倶楽部

佐野:舞台に横浜を選んだのにも理由があります。横浜店には"バーニーズエア"がもっとも濃厚に漂っています。"バーニーズエア"とは我々が標榜する"TASTE, LUXURY, HUMOR"のこと。文字通り、上質で贅沢な品揃え、空間づくりのなかにユーモアも忘れない、ということをコンセプトにしています。モノを買う以上の何かを期待されるお客様に応えるバーバーは、横浜店には格好だろうと考えたわけです。
竹内:私どもはそのオファーに運命を感じました。と言いますのも、横浜は西洋理髪店生誕の地なのです。小倉虎吉なる人物が居留地148番地・俚俗支那屋敷に構えた店が嚆矢(こうし)と言われています。しかしながら現在、その地に理髪店は一軒もありません。
佐野:歴史を紐解いていただいた時は、私も身震いしました。日本理髪史の一歩目を刻んだ所番地を屋号に冠したのは、ひとえに伝統へのオマージュであり、ささやかながらRe:Barberの一助に、という思いも込めています。

佐野: 実際に施術を行っていただく丸山さんにもお話を伺いたいと思います。この「バーニーズ バーバーショップ」で"ヒゲデザイン"と銘打ち、髭剃りをサービスの柱に据えるのは日本初の試みだそうですね。
丸山尊人[ヒゲ倶楽部リーダー](敬称略/以下丸山): 世界を見渡してもこれだけ本格的に打ち出しているところはなかなかないと思います。
佐野: 「カミソリ倶楽部」が音頭をとってスタートさせた「ヒゲ倶楽部」は、ヒゲ文化の振興を目指されているそうですが。
丸山: ヒゲが再び市民権を得つつありますが、ただ伸ばしているだけ、という人が多い。しかしそれも仕方がないことで、指針となるものがなかったからです。女性の化粧は方法論が確立しています。それはとりもなおさず顔が印象を決める大切なパーツゆえ。そう考えれば、ヒゲもあだやおろそかにできない。無精髭という言葉もあるように、手入れがなされていないヒゲは不潔ですが、ちょっと整えればアイデンティティを表現するのにまたとないパーツとなります。
佐野: 丸山さんは以前、「我々が床屋ではなくバーバーを名乗るのは、時代感を踏まえたアレンジをしています、という宣言なんです。オーセンティックな理髪のスタイルをベースに、毛先を軽くし、ワックスで動きを出す。そういうカットやスタイリングの技術を採り入れています」と語られていて、求めていた理髪がようやく見つかったと興奮したものですが、それはヒゲにも当てはまりますか。
丸山: ええ。従来ヒゲに求められていたのは貫禄、威厳ですが、時代は変わり、アクセント的役割が求められるようになっています。そのような時代背景を受けて、やはり軽さを意識し、デザインも絞り込んで提案しています。
佐野: ファッションの流れともぴたりと符合します。まさに、モダンクラシック。

カミソリ倶楽部

竹内: 啓蒙的観点から、グルーミンググッズも揃えました。施術者がアイテムのご紹介も行いますから、お客様の毛質や肌の状態を踏まえた提案ができるのが強み。その品揃えは日本屈指と言っていい規模です。
佐野: カミソリホルダーやシェービングブラシはイタリアで作られているとか。
竹内: 製造を手掛けるのは名店のプロダクト生産で知られるファクトリーです。古き良きスタイルを守りつつ、<ジレット>の五枚刃など最新技術との融合にも積極的に取り組んでいます。
佐野: こうして見ると、男心をくすぐるプロダクトですね。ディスプレイ用にご用意いただいた1930年代のアーカイヴにも惚れ惚れします。
竹内: 当時、グルーミンググッズはかなり高価なものでした。一説には給料の半分、とも。しかし朝の儀式に欠かせない、男の愛用品です。鑑賞に耐える風格を具えていったのも当然のことです。
佐野: ベッドから出た男は、身支度の過程で一匹のオスから一人の紳士へとトランスフォームする、なんて言いますからね。投資に見合う、深い満足感を与えてくれると当時の紳士たちは考えたのでしょう。

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バーニーズ ニューヨーク横浜店

カミソリ倶楽部 代表 竹内教起

ヒゲ倶楽部 リーダー丸山尊人

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