2018/08/09
WOMEN'S FALL & WINTER 2018 TOUCH
世界中の人々と瞬時にコミュニケーションができる今の時代。ファッションも、人と人がつながり、新しいテクノロジーや、自分たちの才能を共有し合うことで、さらにクリエイティビティを発揮するステージへと変わりつつあります。2018年秋冬シーズンの幕開けに向けて、ファッションディレクターの鈴木春がコレクションに足を運び、現地でキャッチした旬のキーワードや、ファッションシーンの最新の傾向について解説いたします。
グレーの空。冷たい風。長い夜。寒い季節はどこか憂鬱で、心細い気分に心が占領されてしまう日もあります。2018年秋冬シーズンのテーマは"TOUCH(タッチ)"。あたたかいものに体ごと包まれ、人と心で繋がり、温もりを感じる世界観に触れる。バーニーズ ニューヨークはファッションを通じて、心にふと灯が点る瞬間を、日常につくり出していきます。素材とスタイリングの新鮮さが際立つ今シーズン。いつになく明るい色使いも凍えた気持ちを溶かしてくれます。そして、デザイナー同士のコラボレーションやファッションイベントにも"一人より、二人で、そしてみんなで"というムードが流れています。そんな新しい時代の兆しに触れていただきたい、というメッセージが"TOUCH"に込められています。
WARM
シャギー素材、エコやリアルのファー、ニットのバリエーションがトレンドとなる今シーズン。見るだけであたたかさが伝わり、触れれば心地よさを感じられるアイテム。そしてコラボレーション・イベントなどファッションを通じての交流・共有で人と人が触れ合う温もりをチャージすることができます。身にまとうこと、参加すること、さまざまなかたちで"WARM"を感じることができます。
BIANNUAL
CONNECT & SHARING
ネットやSNSの存在で、遠くの世界の人々とも繋がれる今は、ファッション・音楽・デザイン・テクノロジーなどいろいろな要素が一点に集中する傾向があります。特に、テクノロジーがあるからこそ成立するトレンドも多く、その情報をシェアしてクリエイティビティを発揮していこうという意識が高まっています。例えば、今まで一社のものであったハイテク素材の情報が共有されることで、多くの人が快適な機能を享受できるのです。
米国で開催されたthedrop@barneysでは多彩なゲストが来店
NEW ERA
アプリがアップデートされるように、ファッションも刻々と進化を遂げる時代。今シーズン、特に新鮮なのはボリューム感です。ビッグシルエットのアウターを中心に、プリントやベルベット・ジャカード・グリッター・レースなど主張のあるものを足し算してレイヤリングするテイストミックススタイルと並行し、ドレスなど女性ならではのシルエットや曲線を生かしたデザインで、女性であることを楽しむ装いも今の気分を反映しています。
BIANNUAL
トレンドや新たなムードなどを随所に感じられるアイテムがラインナップする2018年の秋冬シーズン。今シーズンもバーニーズ ニューヨークならではの厳選のコレクションに、ぜひご期待ください。
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※掲載画像はイメージです。一部お取扱いのないアイテムもございますので予めご了承ください。

STAFF'S PROFILE
バーニーズ ニューヨーク ウィメンズファッションディレクター
鈴木春
幼少よりインドで育つ。コミュニケーションの大切さを感じ、小売業への興味を抱き、1989年のバーニーズ ジャパン立ち上げ期よりプロジェクトに参加。ウィメンズアクセサリーバイヤーを経て、現在はウィメンズのバイヤーへのバイイングイメージや、新規リソースを開拓するファッションディレクターとして日々世界を奔走する。趣味は読書と海、プール。