2019/02/07
WOMEN'S SPRING & SUMMER 2019 FEELING SENTIMENTAL. MOVING DYNAMIC.
日本にとっては新しい時代への希望がきらめき、さまざまな分野において日本の才能やクリエイティビティに世界の注目が集まるスペシャルな年となりそうな2019年。今シーズンも、洗練を知り尽くした大人のために、バーニーズ ニューヨークにしか実現できないハイクオリティかつエクスクルーシヴな最新のファッションをお届けしていきます。各国のコレクションに足を運び、現地でキャッチした今シーズンのキーワードをファッションディレクターの鈴木春が解説いたします。
FOR ALL THE WOMAN
新しさや変化へ向かう時代への期待に満ちていながらも、過ぎゆくものに対する愛着や憧れが同時進行していく感覚が新鮮な2019年春夏シーズン。ファッションの世界においても素材やテクノロジー、プレゼンテーションなどすべてにおいて変化が加速していくと同時に、人々が大事にしてきたものたちを今の感性で再発見、再解釈して取り入れていく流れがあります。そしてジェンダーフリー、アニマルフリーのムーブメントに代表されるように、ルールや定義が解放されていき"性別や年齢や国籍などを超えて、さまざまな人が共存できる世界に向かっていく"というメッセージをファッションを通して高らかに宣言しているかのような、自由で朗らかなエネルギーに溢れたシーズンです。女性であることを生かした装いが引続きフォーカスされ、ドレスやスカートを中心に、どんな女性にも似合い、心地よく着られる"すべての女性のための"ファッションをお楽しみいただけます。
VICTORIA BECKHAM
MAKE YOUR BODY
ドレスやスカートを中心に、女性の骨格をフルに生かしたシルエットに注目。ボディコンシャスというよりも、持って生まれたそれぞれの体型を生かし、ベルトなどの小物やディテールのデザインでシルエットを強調していくような、すべての女性が楽しめるスタイルであることが特徴です。キーとなるのは、肩や袖にインパクトやボリュームをもたせたデザインや、ウエストマーク。ビスチェ、キャミソールを合わせてボディメイクするトップスのレイヤリングや、メンズライクなピンストライプ×ランジェリーレース、クチュール素材×デニム、短い丈×長い丈など、相反するものを一つにしたパネリングのアイテムも旬を感じさせてくれます。
SHAINA MOTE
ZIMMERMANN
NEW TAILORED
今シーズンのコレクションで一番印象に残ったのは、テーラードディテールが進化し、バリエーションが増えたことでした。シューズ一つを例にあげても実に多彩なチョイスが楽しめる時代だからこそ"テーラードスタイルでも自分らしさを表現したい"という女性の潜在的な気持ちが表現されています。ジャケットはシャツ感覚で着こなす抜け感のあるものや、ウエストベルト付きのデザインが多く登場。セットアップも進化し、ビッグシルエットのジャケットにハーフパンツの組合せ、ベストのセットアップ、スーツに見えるコートやドレス、オールインワンなどが新鮮な一方で、<ヴィクトリア ベッカム>の端正で美しい夏のスーツも改めて印象的でした。
VICTORIA BECKHAM
加速する変化の中にありながら、新しさだけでなくこれまで大事にしてきたものとともに表現される今シーズン。すべての女性が自由に自分らしく楽しめるファッションを、バーニーズ ニューヨークのウィメンズフロアでぜひお楽しみください。
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※掲載画像はイメージです。一部お取扱いのないアイテムもございますので予めご了承ください。

STAFF'S PROFILE
バーニーズ ニューヨーク ウィメンズファッションディレクター
鈴木春
幼少よりインドで育つ。コミュニケーションの大切さを感じ、小売業への興味を抱き、1989年のバーニーズ ジャパン立ち上げ期よりプロジェクトに参加。ウィメンズアクセサリーバイヤーを経て、現在はウィメンズのバイヤーへのバイイングイメージや、新規リソースを開拓するファッションディレクターとして日々世界を奔走する。趣味は読書と海、プール。