PRESS FOR PROGRESS: ミモザの花に彩られたIWDイベントを振り返る | CULTURE | BARNEYS NEW YORK

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PRESS FOR PROGRESS:
ミモザの花に彩られたIWDイベントを振り返る

BARNEYS NEW YORK | CULTURE | #(HASHTAG) NEW YORK! Vol.16

INTERNATIONAL WOMEN'S DAY(国際女性デー、以下IWD)に関連して、バーニーズ ニューヨーク各店ではIWDの認知を促すストアイベントが行われた。「PRESS FOR PROGRESS(前進するために)」というテーマの下、スタッフが一丸となって取り組んだ当日の模様を、プロジェクトチームのメンバーが振り返る。
text: Ryoko Kuraishi

3月3日、全国のバーニーズ ニューヨーク各店店内に、パープル・シルバー・ゴールドのバルーンが舞った。 IWD専用のフォトブースには、社内のビジュアルディスプレイチームが製作したステッカーと同じモチーフがあしらわれている。来店者にはこのフォトブースで自由に撮影してもらうのと同時に、各店でおよそ1000束のミモザの花が配布された。ヨーロッパでは3月8日にこの花を贈り合う習慣があるからだ。花束にはIWDの意義と今年のテーマを記した紫色のしおりをあしらった。

「このフォトブースはデザインから設営まで、メンバーが総動員して実現させたもの。平面図がリアルな空間になった時は感動しました」(MDデパートメント チーフマネージャー 山口紀子)

「風船にヘリウムガスを入れて膨らませる作業やガスボンベを運ぶ作業はなかなかの重労働で、男性スタッフの協力も大きかった。今回の取組みの内容や進捗は全社員に向けてメールで発信したのですが、そうした拡散が力になっていることを感じました」(MDデパートメント アシスタントバイヤー 中尾めぐみ)

「3月3日はたまたま春の陽気だったからか、ミモザに春を感じてくださるお客様が多かったことが印象に残っています。花をお渡しする時にIWDのことをかいつまんでお話しするのですが、うまく伝えるのが難しくて」(MDプランニングチーム リーダー 稲村彰子)

来店者にキャンペーンの意義や内容を伝える際に効果的だったというのが、IWDと連動させた店内BGMだった。"PRESS FOR PROGRESS"をテーマに社内の女性スタッフから集まった300を越えるリクエスト曲をおよそ120曲にまで絞り込み、編集したのだが、音楽を担当するスタッフが一曲一曲、使ってはいけない単語やルールをチェックして臨んだという。

「よく知っている曲、元気になれる曲も多く、ショッピングしながら口ずさんでいらっしゃる方も。店頭のスタッフにとっても『この曲はIWDのために私がリクエストしたんです』、なんてお客様と言葉を交わすいいきっかけになったようです」(店舗運営デパートメント セールスプロモーションチーム リーダー 岩本麻衣子)

「想像以上のリクエスト曲が集まって、それをまとめてくださった選曲家の方や担当スタッフには苦労をかけました。それでも『新しい取組みで楽しかった』という言葉をもらえた時は、プロジェクトの気持ちが伝わったのかなと嬉しくなりました。店舗のスタッフからも『気持ちが上がる!』と言葉をかけてもらって。ほんの少しでも前向きな気持ちを後押しするお手伝いができたのなら、BGM企画を実現させた甲斐があります」(MDデパートメント バイヤー 福原菜津子)

今回はフォトブースを設けるだけでなく、メッセージ性の高いウィメンズアイテムを紹介するコーナーを展開した。"SELECTION FOR ALL WOMEN"というテーマの下に集められたのは、あらゆる年代・体型の女性にマッチするドレスを中心に、マタニティやデリケートゾーンのケア用品などアポセカリーのアイテムなど。立場、年代の異なる女性たちが使えるものを意識して選んだ。

「今シーズン買い付けている商品の中から、女性性を感じさせるものを集約しました。ドレスについては黒や白・カーキ・ネイビーといったベーシックカラーも押さえつつ、見ているだけで楽しくなるような華やかなピンク、レッドも」(中尾)

「私たちの本業であるファッションと絡めてご提案できたことは意義深かったと思います。こうしたコーナーを設けるだけでも組織の中でこれまでにないつながりができましたし、モノと連動させることでただキャンペーンとして拡散するよりもぐっと幅広い層にアピールできますから」(岩本)

昨年、今年と2回のキャンペーンを経験し、関係者による「善意の力」をリアルに体感したというメンバーたち。今回の取組みを踏まえ、来年はより充実したコンテンツにしたいと考えている。

「爆発的なものではないけれど、今年は認知が高まってきたのか、うねりのようなものを肌で感じました。特に社内での動きが大きかったですね。共に働く仲間がこんなことをやっているんだと知ると、やっぱり手を差し伸べてくれる。こうやって少しずつ巻き込む範囲を大きくして根付かせていくプロセスには、自分がまさに草の根運動に参加しているんだという実感があります」(中尾)

「昨年からSNS投稿への参加呼びかけを行ってきましたが、今年は昨年よりもIWDのことをご存知という方が少しだけ増えたように感じます。昨年と今年は自力で徐々にじわじわ広めていく作戦でしたが、取組みも3回目を迎える来年はぐっと拡散力の高まる仕掛けを考えてもいいような気がしています。今年はコスメブランドやジュエリーブランドもIWDへの取組みを行っていましたので、PR視点では他企業と協力しての企画も企んでいます」(アドバタイジング&PR リーダー 山本有衣)

「デザインもディスプレイの設置もすべて自分たちで行って、自力でここまでやれるとわかったことが一つの成果でした。これを踏まえ、来年、『自分たちも参加したい』とか『こんなことがやりたい』とか、自発的なアイデアが集まったらさらに可能性が広がっていくのではないでしょうか」(岩本)

プロジェクトの発起人であるファッションディレクターの鈴木春は、2回目のキャンペーンをこんな風に振り返っている。
「昨年、キャンペーンに参加してくださったデザイナーの方が、私たちの投稿を見てわざわざ海外からポストしてくださって、小さな活動の枝葉が広がっていく様に励まされました。社内でのインスタリレーをきっかけに、サステイナブルについての意見交換が始まるなど、興味深い動きも。最初に投稿をあげてインスタリレーをスタートしてくれた社員、バトンを繋いでくださった方々にも感謝しています。今回のメンバーと一緒にもっと多くの方々にも会ってお話ししたいと思わされました。外部との連携はもちろんですが、まだまだ社内でできることに可能性を感じたキャンペーンでした」

性差のない平等な社会を目指して。女性スタッフたちが奮闘するバーニーズ ニューヨークのIWDの取組みに、引続きご注目ください。