#(HASHTAG) NEW YORK! Vol.23 リニューアルオープンしたニューヨーク近代美術館へ | CULTURE | BARNEYS NEW YORK

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#(HASHTAG) NEW YORK! Vol.23リニューアルオープンしたニューヨーク近代美術館へ

#(HASHTAG) NEW YORK! Vol.23 © 2019 The Museum of Modern Art. Photo: Kurt Heumiller

VERY BARNEYS!なニューヨーク情報を現地在住の高久純子さんがお伝えいたします。

数々の現代美術の名作を所蔵したニューヨーク近代美術館(MoMA)が5年の月日を経てリニューアルオープン。パブロ・ピカソやアンディ・ウォーホールなどによる数々の名作が、新装されたギャラリースペースに新たなキュレーションで展示されており、必見です!

1929年にロックフェラー夫人をはじめとする3人の女性によって設立されたニューヨーク近代美術館はMoMA(モマ)の略称で親しまれ、ニューヨーク観光にも欠かせないスポットとなっています。

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直線的なデザインが特徴のエントランスファサード/Photo: Iwan Baan, Courtesy of MoMA

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ジェフ・クーンズ、キース・ヘリングなどの作品が展示されるスペース/© 2019 The Museum of Modern Art. Photo: John Wronn

開館当時、前衛といわれたポスト印象派の若手アーティストを取り上げ、19世紀風のサロン形式ではなく、白い壁に絵を展示するという現在も続く展示スタイルを確立したのもMoMA。絵画のみではなく、建築・工業デザイン・ポスター・映像など新たなカテゴリーも開拓し、モダンアートの集大成と呼べるコレクションを作り上げています。世界屈指の美術館として常に進化し続けるMoMAは、5年の年月をかけた大改装を終え、2019年10月21日にリニューアルオープンを果たしました。

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1Fのチケット売場と、地下にありながら開放的なミュージアムショップも新たにお目見え/Photo: Iwan Baan, Courtesy of MoMA

今回の改装の大きな目的は、年間300万人を超える来場者が快適に館内を回遊し、充実した鑑賞体験ができる空間を作ること。設計デザインには、ハイラインなどのプロジェクトにも参加しているDILLER SCOFIDIO+RENFRO(ディラー・スコフィディオ+レンフロ)がGENSLER(ゲンスラー)とコラボレートし、総工費4億5千万ドルにのぼる大規模な改装を実現。ギャラリースペースは30%増床され、多岐にわたる幅広いアート作品をより効果的に展示するスペースとして生まれ変わりました。

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ニューヨーク出身のプロデューサー デヴィッド・ゲフィン氏の寄贈により設立された新ギャラリースペース/Installation View of David Geffen Wing gallery 206,
Transfigurations, With view of Blackened Steel Portal Photography by Iwan Baan, Courtesy of MoMA

一部屋ごとの展示物の数を減らし、逆にベンチの数を増やしたレイアウトは、展示されるアートの価値に相応しい贅沢な空間に。また旅行者だけではなく、地元ニューヨーカーにもアートを身近に感じてもらうため、2つの展示場を無料で開放し、気軽に訪れることができるスペースを設け、「地域と一体化した美術館」を目指ざしています。

新装開館のこけら落としは、あえて、おなじみのアイコニックな所蔵作品を新空間に展示。これまでに収集してきたMoMAコレクションの真価を際立たせながら、さまざまなテーマ・切り口から新たな作品への解釈を打ち出しています。

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Photo: Iwan Baan, Courtesy of MoMA

見どころは、常設となるクロード・モネの『睡蓮』のために、キャンバスサイズに合わせて設計されたという部屋や、MoMAコレクションの中でも注目度の高いフィンセント・ファン・ゴッホの『星月夜』など。また、『アヴィニョンの娘たち』などが展示されたピカソの部屋には、『ゲルニカ』に触発されたという黒人女性アーティストが人種差別の苦悩を描いた作品も展示され、鑑賞後に新たな興味が浮かぶ工夫が随所になされています。

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パノラマで『睡蓮』が鑑賞できるモネ ルーム/© 2019 The Museum of Modern Art. Photo: Kurt Heumiller

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『アヴィニョンの娘たち』などのピカソ作品と、それに影響を受けた黒人アーティストの絵画を並べたユニークな展示/© 2019 The Museum of Modern Art. Photo: Heidi Bohnenkamp

初訪問の人はもちろん、過去に何度か訪れているリピーターも、お気に入りの作品に新鮮な気持ちで再会することができる新装MoMA。常に新たな興味や発見を与えてくれる魅力的な場として進化し続けています。

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THE MUSEUM OF MODERN ART
11 W 53rd St, New York, NY 10019
https://www.moma.org/

高久純子

PROFILE

JUNKO TAKAKU

(absolute te-ma & company)

ファッション雑誌編集者を経て渡米。NYをベースにファッション、ライフスタイルビジネスのコンサルティングを手掛ける。