GIRL POSSIBLE: 若い世代の未来のために私たちができること | CULTURE | BARNEYS NEW YORK

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GIRL POSSIBLE:
若い世代の未来のために私たちができること

GIRL POSSIBLE: 若い世代の未来のために私たちができること

10月11日は国連が定めた「国際ガールズ・デー」。ジェンダーによる差別をなくし、女の子のエンパワーメントの促進を世界に呼びかける日として制定された。この理念にバーニーズ ニューヨークが賛同し、ファッションを通した取組みを始めて今年で3年目。世界的な認知をより促すこと、若い世代が夢を持ちその実現に繋がることを願い、10月9日と10日の2日間に渡りイベントを催した。ファッションを学ぶ学生へ向けて行われた試着会、バーニーズ ニューヨーク六本木店で開催された2つのトークイベントの模様をレポートする。
text: Sonoko Fujii

国際ガールズ・デーの2日前、東京モード学園ファッションビジネス学科およびスタイリスト学科の学生約100名が、バーニーズ ニューヨーク新宿店に来店し試着会を行った。これはファッション業界を志す学生に、ラグジュアリーブランドや一流のデザイナー・作り手の仕事に直に触れ、世界のコレクションを見てきたバイヤーのリアルな声を聞くことで、自分たちの可能性を感じてほしいという想いで企画したイベント。

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学生たちがウィメンズ・メンズを分け隔てなく試着する様子が印象的だった。「将来はショーのスタイリストになりたい。一流メゾンの洋服を着てワクワクした」「ファッションが好きだと再認識した」と、目を輝かせる学生たち。バーニーズ ニューヨークのシニアバイヤー 鈴木春は「今日、袖を通して感じた気持ちが何より大事。ファッションは楽しくて、自由で、可能性に満ちている。先輩たちの生み出したものはそれとして、これからは今までと違うやり方で発信したっていい。若い世代の皆さんから私たちもたくさんの刺激をもらっている」と学生たちの新たな視点にも期待していた。

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国際ガールズ・デーのある10月、バーニーズ ニューヨーク各店のウィンドウディスプレイが<ルームブルーム>日本ペイントホールディングス株式会社の協力によりシンボルカラーであるマゼンタで彩られた。"GIRL POSSIBLE"のメッセージ越しにまっすぐ立つ2体のマネキンは、自立した女性像をイメージ。秋冬シーズンには珍しいオプティミスティックな花柄のドレスに「女の子たちの未来が明るいものであってほしい」との願いを込め、ウィンドウを通してファッションの楽しさを表現した。

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ウィンドウにさらに華やぎを添えてくれたのは、クリエイティブユニット メゾン オニギリの、まるでブーケのようなヴィジュアル。国際ガールズ・デーに賛同する六本木周辺企業の共通アイコンとして作成されたものだ。メゾン オニギリは、フォトグラファー 細見恵里氏とヴィジュアルクリエイター 結城香織氏からなるユニット。国際ガールズ・デー前日となる10月10日にはバーニーズ ニューヨーク六本木店でのトークイベントにも登壇した。2人はこのアイコンにどのような想いを馳せたのだろうか。

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「私たちの作品は"食べ物"が軸。このヴィジュアルも花束に見えますが、実はすべて食べ物を組み合わせてできているんです。甘い・辛い・しょっぱいなどのいろいろな味覚を"人生の経験"に置き換え、楽しいことも、辛いことも、自分のエネルギーに変えて前に進んでいこうとする力強い女の子を想像しながら作りました」と細見氏。結城氏も「得意なことが形になり、役立てることが嬉しい。自分のことのように世界の女の子のことを考えてイメージを膨らませました」と語った。
バーニーズ ニューヨークでは、10月1日よりこのアイコンをステッカーにし来店したお客様へ配布。トークイベント時と、国際ガールズ・デー当日の10月11日に各店店頭でプレゼントされたマゼンタカラーのローズは、このアイコンをプリントしたペーパーに包まれた。

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またこの日のトークイベントには、国際NGOプラン・インターナショナルのサポートを受け学びの機会を得られた、グアテマラで暮らす女の子 エベリン氏が来日。故郷ではいまだに男性優先で学びを与えられることや、中学生ほどの年齢で望まない結婚をさせられる現実を語るとともに、その現状を打破しようと長年働きかけるプラン・インターナショナルの活動に感謝を述べた。現在はコミュニティカレッジに通うエベリン氏。「男女分け隔てなく平等に学校へ行ってもいいのだ、という価値観を知ることができました。私よりも下の世代の女の子たちが学校へ行けるように活動をしていきたい」と意志ある声で未来の話をしてくれた。

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さらに後半は"ガールズサミット バイ エル・ガール"と銘打ち、各分野で活躍するガール世代の活動家たちを招いたトークイベントを開催。石井リナ氏(BLAST Inc. CEO)、浅野菜緒子氏(文学・アート研究者)、シオリーヌ氏(助産師、YouTuber)、haru. 氏(HIGH(er)magazine編集長)という、今絶大な発信力を持つ4人が登壇するとあって、立ち見が出るほど多くの女の子たちが集まった。トークテーマは「女の子だから をポジティブに変えて自由に生きる」。「エル・ガール」の読者から募った、"男女不平等を感じるとき"や"女性だからできない仕事はあるか"という問いについての具体的な回答を元に議論を交わした。

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石井氏は、「出産のタイミングに女性だけが強いられることやセクシャルハラスメントなど、"女の子だから"起こりうるネガティブな側面もある一方で、やっぱり"女の子でよかった"と思えることがたくさんあります。 女の子だからできる、自分だからできる、誇れるものを見つけてほしい」とエールを送った。
「ガラスの天井は確かにあるかもしれない。でも、一人ひとりが意見を持つこと、意見を交換することで世界はちょっとずつ変えられる」最後にマイクを握ったエル・ガールコンテンツマネージャー小栗裕子さんの言葉に会場は拍手に包まれた。