FASHION: RIALTO JEAN PROJECT 世界に1本だけのエクスクルーシヴなデニムが紡ぐ絆 | WOMEN'S | CULTURE | BARNEYS NEW YORK

年末年始営業時間についてのお知らせ

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FASHION: RIALTO JEAN PROJECT 世界に1本だけのエクスクルーシヴなデニムが紡ぐ絆

FASHION: RIALTO JEAN PROJECT 世界に1本だけのエクスクルーシヴなデニムが紡ぐ絆

ハリウッドセレブたちもこぞってヘビーローテーションで愛用する、注目のデニムブランドRIALTO JEAN PROJECT<リアルト ジーン プロジェクト>。そのスタイリッシュな、ONE OF THE KINDのデニムに秘められたバックグラウンドストーリー。
text by Junko Takaku

 「ブレイク・ライブリーも私たちの提案するスタイルとフィロソフィーの賛同者。お店にやってきた彼女は、私自身がそのとき着用していたデニムを欲しがって、最後には自分のものにしてしまったのよ(笑)」と、微笑む<リアルト ジーン プロジェクト>のオーナー兼クリエイティブディレクター、エリン・フェニジャー。
 彼女が数年前にスタートしたヴィンテージ・リーバイスのリメイクブランドは、瞬く間にオプラ・ウィンフリーや、グウェン・ステファニー、ジェシカ・アルバなどの強力なファッショニスタたちを味方につけてしまった。そして米国版『ヴォーグ』をはじめとするファッション誌にも取り上げられ...と、ここまで聞くとよくあるニューヨークファッション業界のサクセスストーリーと思われがちだが、実はこのプロジェクト、エリン自身の挫折から生まれているのだという。

 ニューヨークで10年間、チャリティー関係NPO団体の代表をつとめていたエリンは、そのキャリアの絶頂期に、免疫系の難病と診断された。手足のしびれなどにより、仕事はおろか普通の日常生活も送れなくなってしまい、仕事を辞め転地療養のためロサンゼルスに移り住む。当時はもやもやとした挫折感の中で、日々海を見て過ごしていたという。そんなある日、「近所のヴェニスビーチのカフェで、素敵な人を見つけたの。数日間彼女を観察し続けた(笑)。リラックスした西海岸ならではのおしゃれな雰囲気に、久しぶりに心が弾んだわ。絵描きである彼女が毎日はいていたバギーデニムは、いろんな色のペンキがくっついていて、それが私にはとても素敵に見えたの。さっそく自分のヴィンテージデニムを引っ張り出して真似したわ!」エリンは、絵描きの友人に頼み、スタジオでペイントの練習をした。同じようなデニムをはきたい一心で。そうしているうちに、絵を描くことの意外な「効能」に気がつく。
 「絵に没頭するうちに、頭の中の霧が晴れたように感じた。気分転換というか、それは、病後のダメージから立ち直るセラピーのようだと思ったの。実際に小児病院などではアートによるセラピープログラムがあるということも知って、とても興味をもち、私にも何かできるかもしれないと、再び思うことができた」エリンはすぐに行動を起こした。もともとヴィンテージデニムの収集家だった彼女は、自身のストックのデニムにオリジナルのペイントをほどこし販売することを決心。さらに、売上の一部を子どものためのアートセラピー基金にすることを思いつき、ロサンゼルスにある小児病院「CHILDREN'S HOSPITAL LOS ANGELES」に打診、即実行に移す。

 2013年にはニューヨークへ戻り、ロウワーマンハッタンにショップ兼アトリエをオープン。吟味されたヴィンテージのリーバイスに、エリンによるハンドペイントがほどこされたデニムは、手作業であるがゆえに、1本として同じものがないことが魅力。「自分のための運命のデニム」を探すために、わざわざ遠方から足を運ぶ人もいるという。また、自分がおしゃれをすることで同時に、少しでも世の中によいことが還元できるという部分も顧客たちの共感・共鳴を得、広告宣伝は行わずとも果てしない広がりをみせている。「よいことをする気持ちは伝染する」というエリンの言葉どおりに。