The Barneys Team

2026/01/21

POP UP EVENT: SKYSTONE TRADING in GINZA!

みなさまこんにちは。「ターコイズとインディアンジュエリーは出逢った時が最安値」が座右の銘、中野です。
年始にいつも感じる事は、毎年「1年のスピードが早くなっているな」ということです。気になって昔調べてみたら、19世紀にフランスの哲学者ポール・ジャネ氏が提唱した理論「人生のある時期における時間の心理的長さは、年齢に反比例する」を知り共感を覚えました。
例えば50歳の大人にとっての1年は人生の50分の1ですが、5歳の子にとっては5分の1に相当し、そのため年齢を重ねるほど1年の比率が小さくなり、短く感じるというものです。確かにそんな気がします。
では体感時間を長くするには?=人生をたっぷりと楽しむにはどうするべきか。


日常に「新しい出来事」や「刺激」を取り入れることで、脳が記憶を長く鮮明に記録しようとし、時間が過ぎるのを遅く感じさせることができるそうです。これも納得しました。


毎回私に「素晴らしいターコイズやインディアンジュエリーとの出逢い(出来事)」や「今までの常識が実は間違えていたのでは、という気づき(刺激)」を与えてくれるスペシャルなイベントをご紹介します。

それは、2026年初となる銀座本店で開催されるターコイズ&インディアンジュエリーの世界的な名店、「スカイストーン・トレーディング」のポップアップイベントです。

1月30日(金)から2月8日(日)までの10日間、「スカイストーン・トレーディング」の代表であり、自身の名を冠したシグネチャーブランドの<ヤストモ コデラ>と<スカイ ブルー ホーク>のデザイナー 小寺康友氏が来店。特別なターコイズがセットされたリングや、普段目にすることができないインディアンジュエリーの逸品を多数ご用意して、お客様に自らご紹介します。
ブログでは私が長年憧れる<ヤストモ コデラ>のゴールドリングから紹介することが多いのですが、今回は「スカイストーン・トレーディング」がコレクションしたインディアンジュエリーの名品からご案内します。新年第一弾のブログなので、気合いが入り過ぎて写真も文章も山盛りにしてしまいました。ぜひご自身の気になる画像を探してそこから読み進めていただけたら幸いです。また1枚の写真に複数の鉱脈名を記載したものはあえて個体を特定していません。興味のある方は銀座本店で一緒に答え合わせしていただきたいです。

今回のメインヴィジュアルは私の憧れるナバホ族のアーティスト、「フレッド・ペシュラカイ(FRED PESHLAKAI=F.P.)」氏のバングルです。インディアンジュエリーの歴史に名を遺す大作家であり、彼によってインディアンジュエリーが一段上のステージに上がったと言われるほど後世の作家に影響を与えた人物です。4本のバングルはどれも素晴らしいですが、特に右下のブックピース(F.P.写真集掲載)は、実物を見て感動されるお客様が多いです。手前の2本は共にホールマーク(作家が特定できるサインや刻印)入り、奥の2本はホールマークはないですが、スタンプの入り方や種類、作品のオーラから「F.P.」で間違いないと思います。どれも素晴らしいターコイズとのセットで、文字通り一生物のバングルです。
「ペシュラカイ」とは、ナバホ族の姓であり、ナバホ語で「銀細工師=シルバー・スミス」を意味します。語源はナバホ語の「Béésh(鉄)」と「Łigai(白い)」が組み合わさったもので、直訳すると「白い鉄(=銀)」となります。19世紀半ばにナバホの工芸家たちがスペイン人から銀細工の技術を学んだ際、優れた技術を持つ者がこの名前で呼ばれるようになったようです。「ペシュラカイ」の苗字を持つ現代作家はこの系譜の誰かの子孫なのですね。

全てネバダ州産のバーナムターコイズがセットされた素晴らしいヴィンテージバングル。ターコイズの質、大きさ、バングルの造形の掛け算でヴィンテージジュエリーの価値は決まってきますが、特にバングルの造形が素晴らしいので、スタイリングの主役として活躍してくれます。バーナムターコイズは今でもローンマウンテンだとされて高額で販売されることが多い美しい石です。小寺さんはその鉱脈の成り立ち、作風から見る年代などからバーナムだと判別しますが、ローンマウンテンと言って売る方が高値で売れるので、米国のディーラーでさえ分かっていない人も多いです。

全て“ターコイズの女王”の名を持つネバダ州産のナンバーエイトターコイズのヴィンテージバングル。それぞれのバングルが放つオーラを感じていただけると幸いです。先ほど「F.P.」の紹介にて、ホールマークについて書きましたが、基本的に1960年代くらいまでのジュエリーにはホールマークが入っていない作品が多いです。また入っていても情報が無さ過ぎて特定できないアーティストも多いです。なのでホールマーク入り「F.P.」の良品になると、大変貴重なため価格も跳ね上がるのです。

大ぶりのアリゾナ州産キングマンターコイズ、ネバダ州産ティンバーラインターコイズ、ローンマウンテンターコイズがセットされたバングルです。キングマンターコイズは採掘量も多く、多くのショップでも見る事があると思いますが、ここまで大きく美しいターコイズは珍しいです。ティンバーラインのバングルは軽井沢に行く度にそっと私の指に置いて、ターコイズを外してリングにしても大きいし素敵だな。と妄想している個性的な見た目でお気に入りのバングルです。ローンマウンテンのバングルは特徴的な造形とターコイズの大きさに目を奪われます。

ここからはいよいよ小寺さんが生み出す1点物のご紹介です。全て<ヤストモ コデラ>のローンマウンテンターコイズのリング。ターコイズの王様、ローンマウンテンターコイズは多彩な表情の中にその鉱脈らしさがしっかりと見えるのが、コレクター心を捉える理由だと思います。そしてきれいで硬いのが何より素晴らしいです。小寺さん作のシルバーリング自体が年々少なくて珍しくなり、中でも月に4個作ったら身体中が悲鳴をあげるというファイルワーク(ヤスリ掛け)を駆使したシグネチャーの爪のようなベゼル、通称「ヤスベゼル」はセットしたターコイズを美しく引き立たせます。

<ヤストモ コデラ>のネバダ州産キャンデラリアターコイズ2点、ニューメキシコ州産タイロンターコイズ、ネバダ州産ガドバーターコイズ、アリゾナ産ビズビーターコイズ。どれがどのターコイズか、ターコイズ好きな方ならおわかりかもしれません。大きさも艶も申し分ないリング達ですが、実物はさらに輝いています。この細長いビズビーのリング、形も面白いしプライスも良いし、もうずっと欲しいです。ガドバー=バーナムでほとんど同じ鉱脈なのですが、採掘された年代・鉱山主の違いと、ガドバーの方がより発色があり乳白色がかった優しい青をしています。いずれも「良い」ターコイズに見られる特徴です。

<スカイ ブルー ホーク>のシルバーバングルの抜粋。今までストアでご覧になった方はその種類の多さに驚くのがこの<スカイ ブルー ホーク>のバングルです。今回はスタッキング(重ね付け)しやすい細めのデザインをまとめました。まずは1本または2本で身に着けていただき、少しずつ増やして組み合せる楽しみを感じていただきたいです。連日ニュースにもなっているシルバーの高騰。昨年の1月と比べても1gの価格がほぼ倍になっているので、今後更に値上がりになる前に、お守りの1本に出逢っていただきたいです。

小粒で美しいローンマウンテンターコイズがセットされたハンドメイドの<スカイ ブルー ホーク>のチェーンネックレスとバングルのキャッチ部分。ターコイズの周りを囲うベゼルはK20YGを使用してアクセントにしています。シルバーも小寺さんが生み出してブリタニアシルバーと名付けた、純度を95.8%に上げた素材を使用。92.5%のスターリングシルバーより更に白く輝き、ハンドメイドのぬくもりと、ハンマーワークによる凹凸で肌との接着面積を小さくすることで肌馴染みもよくさらっと着けられて、ベタっとなりません。着け心地が良くてずっと身に着けていたくなります。

ここからはいよいよ小寺さんの代名詞、<ヤストモ コデラ>のゴールドコレクションになります。「森の賢者」であるフクロウは古くから「知恵」「叡智」「洞察」「幸運」の象徴とされていますが、そのフクロウの目をイメージした「OWL EYE」バングルと、クラシックな匂いがたまらない「FLAT TOP LONG」バングル。いずれも18KYGを贅沢に使用しています。以前はインディアンジュエリーはK9YGからK14YGくらいのゴールドが主流でしたが、小寺さんの影響から最近は18KYG以上で勝負するインディアンのアーティストも増えてきました。小寺さんの作品が与えた影響が明らかにあり、ファンの1人として素晴らしいことだと思っています。

<ヤストモ コデラ>のローンマウンテンがセットされた20KYGのバングルと、18KYGバングルのスタッキングサンプル。重ねる順番で見え方が変わるバングルは、コーディネートの奥深さを存分に楽しめます。美しいローンマウンテンの表情が揃って5つセットされたバングルのように統一感あるバングルを今後何本作れるのだろうか、と小寺さんが嘆くほど絶滅危惧な1本です。ゴールドの高騰と相まって高級時計のプライスになっていますが、ずっと楽しんでいただけるのでぜひ実物をご覧いただきたいです。

大きなローンマウンテンターコイズがセットされた<ヤストモ コデラ>の20KYGリング。
サイドを美しいエングレーヴィングが彩っています。フランスの高級ジュエラーでかつてマイスターの称号を得た、腕の良いアーティストとのコラボレーションは、その鏨のエッジが立っていて美しく輝きます。ご自身の看板になるような素晴らしいリングです。

<ヤストモ コデラ>のナンバーエイトターコイズをセットした18KWGリング。1958年に閉山したナンバーエイトは特にホワイトゴールドに映えるターコイズです。近年安定加工処理されたナンバーエイトが出回っており、ナチュラル(天然)なターコイズに出逢う事はとても困難になってきています。この個性的なマトリックス(ターコイズの模様)は眺めていて飽きることがありません。

<ヤストモ コデラ>のビズビーターコイズをセットした20KYGリング。私のようなアメカジ好きな人間にターコイズの魅力に気付かせたのはビズビーだったという方も多いのではと思います。1970年代より人気が出たターコイズ。力強いマトリックスに強めの青。安定加工処理された石がほとんどの中、貴重なナチュラルのビズビーターコイズです。

<ヤストモ コデラ>のネバダ州産ランダーブルーターコイズをセットした20KYGリング。1974年から76年までのわずか3年間しか採掘されなかった3大ターコイズのひとつ。私がターコイズに目覚めた30年前から高価でしたが、近年もその価値は高まるばかりです。均一に入ったマトリックス=スパイダーウェブのランダーブルーは、まさに「出逢った時が最安値」です。

<ヤストモ コデラ>のナゲット(塊状)のローンマウンテンターコイズを贅沢にセットした20KYGリング、通称アイランドリング。小寺さんの代名詞がこのデザインのリングです。通常はスライスしてバッキング(底材)をつけて、2つ、3つにして販売するような厚みのある塊をそのまま磨きあげて良い部分を残したターコイズで、表面には自然の凹凸が残っています。小寺さん以外にこのグレードを扱える人はそういないはずのまさに幻のターコイズ。ターコイズ好きが行き着くアンドロメダ=終着駅だと思います。私もシルバー製のアイランドリングを持っていますが、一生身に着けると決めています。

<ヤストモ コデラ>のローンマウンテンターコイズをセットした20KYGリング。こちらは滑らかなターコイズ。中央のリングは日本古来の技法、金継ぎをイメージした素敵なデザインです。大きさやゴールドの重さも心地よく、素晴らしいリングです。

こちらも<ヤストモ コデラ>のローンマウンテンターコイズをセットした20KYGリング。このような美しいタイトウェブ(細かい模様)のローンマウンテンは本当に美しいです。ターコイズの成り立ちや採掘された環境。どこで採れたかで模様や成分が異なるため、同じ模様のターコイズがないのです。自分だけのターコイズが持てるのは大きな喜びではないでしょうか。

<ヤストモ コデラ>の日本産赤珊瑚をセットした18KYGリング。血赤珊瑚と呼んでよいほど赤い珊瑚です。滑らかな見た目は男性だけでなく女性にもおすすめしたいリングです。とにかく小寺さんの赤珊瑚は、セオリー無視で大きくカットしてカッコよくセットしているので、話題になるリングです。

<ヤストモ コデラ>のゴールドインクルージョンクォーツをセットした18KYGリング。アメリカで採掘されるクオーツ(水晶)で、通常は粉砕して中の純金を採掘していたものを、小寺さんが昔から企画を温めて赤や青が苦手な方にもお勧めできる石としてリングにしています。普通のクオーツより表情豊かなので、手放せないリングになると思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
その他にもバックルやペンダントヘッドなど、多数のジュエリーをご用意しております。
いよいよ来週1月30日(金)から、また小寺さんに色々ターコイズについて教えて貰えるのが今から楽しみです。まず実物をご覧いただくところからスタートしていただきたいので、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

POP UP STORE: SKYSTONE TRADING
1/30 FRI. – 2/8 SUN. 銀座本店B1