The Barneys Team

2023/09/21

POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in GINZA!

みなさまこんばんは。インディアンジュエリー&ターコイズ愛好家の中野です。


9月中旬になってもまだ暑い日が続きますが、夕方以降は風も出てきてようやく少し秋を感じるようになりましたね。現在バーニーズ ニューヨーク各店とオンラインストアにはバーニーズ ニューヨーク創業100周年を記念した限定商品(XO)をはじめ、これからの季節に最適なアイテムを多数ご用意しております。


また919日(火)発売のファッション情報紙『WWDジャパン』にてバーニーズ ニューヨークの12ページのタイアップ特集ページが掲載されました。そちらにも多数のXOアイテムが掲載されています。書店などでお求めいただけますのでぜひお手に取ってご覧ください。



私が秋の開催を心待ちにしていた特別なイベントをご紹介します。


930日(土)から109 日(月・祝)まで、ターコイズ&インディアンジュエリーの世界的な名店「スカイストーン・トレーディング」の期間限定ストアがバーニーズ ニューヨーク銀座本店で開催されます。期間中は「スカイストーン・トレーディング」の代表であり、自身の名を冠したシグネチャーブランドの<ヤストモ コデラ>とバーニーズ ニューヨークのためにスタートしたブランド<スカイ ブルー ホーク>のデザイナー 小寺康友氏が来店。お客様に自らターコイズとインディアンジュエリーの素晴らしさをご紹介します。


小寺さん手.jpg


小寺さんの手。すべて小寺さんのプライベートコレクションですが、オーラがすごいです。ネバダ州産のローンマウンテンターコイズをセットしたバングルやリングは、まるでインカ帝国の王様のようです。


銀座本店での開催は今年2月以来となります。他店での開催と比べると期間も長く、ご覧いただけるチャンスが多いのがおすすめです。


今回も新作を中心にラインナップをすこしだけご紹介します。


⑬Candelaria & Bisbee K20 engraved ring.JPEG


スカイストーン・トレーディング マネージャーのトシさんからこの写真が送られて来た時に、目玉になるリングが完成したなと驚きました。


右のアリゾナ産ビズビーターコイズリングは青さ、大きさはもちろんですが、その理想的なマトリックス(ターコイズが内包する母岩の成分)のカッコよさに久しぶりに興奮しました。左のネバダ州産キャンデラリアターコイズは、その青さと見た目でもわかる硬さ、タイトウェブ(細かい網目模様)のマトリックスが赤茶~黒く輝き、見たことがない表情を有しています。


マット.jpg


このような飛びぬけた魅力を持つリングは写真だけ見たまま実物を拝見する前にコレクターの手に渡ってしまうことも多いため、どうしても見てみたくなり軽井沢のスカイストーン・トレーディングにお邪魔しました。以前は3か月に1度くらいのペースで休日にスカイストーン詣のために軽井沢に足を運んでいて半日たっぷりと入り浸り、コレクションを拝見させていただきターコイズを見る目を養っていました。コロナ禍になってからは年に1~2回程度になってしまっているので、久しぶりにあこがれの店に行けることで胸が高鳴りました。


表紙.jpg


早速実物を金庫から出して見せていただくと、そのターコイズの大きさと20KYGの台座に施されたエングレービングの美しさにめまいがしました。


表紙2.jpg


良いターコイズになるほど写真だけでは実物の良さが出せないのですが、このターコイズの凄さ、伝わるでしょうか。


ビズビー寄り.jpg


アリゾナ州産のターコイズを代表するビズビーですが、既に閉山されている鉱脈です。以前もブログに書きましたが人気のあるターコイズでストックがあるだけで終わりなためナチュラル(無加工・天然物)はほぼ出回っておらず、エンハンスド(電気処理)などをされてミドルグレードのターコイズの青を濃くしてナチュラルと販売されているジュエリーがほとんどです。アリゾナ州の法律で加工したターコイズもナチュラルとして販売して良いため、加工ターコイズと知らずに販売しているジュエリー店主の方も多いターコイズです。小寺さんはこのビズビーターコイズリング以外にも素晴らしいビズビーターコイズを入手していますので、興味のある方はぜひイベント中に小寺さんにお尋ねください。


キャンデ寄り.jpg


このようなターコイズは本当に何万粒にひとつ出るかどうかのレベルです。実物の凄さはとても写真では伝えられませんので、この2点はぜひ銀座本店にて実物をご覧になってください。自然光の下で興奮して写真を撮り続け同じような写真が続いたことをご容赦ください。色々な角度で撮影するたびに青の表情は変わりなんとも魅力的なリングです。


そのほかのラインナップをご紹介します。


①Lone Mt K20 ring.jpeg


ローンマウンテンターコイズの20KYGのリング。こちらも青の深さと絡み合うマトリックスの美しさがたまりません。もともとビーズ用に削られた石で、写真では見えない側面の穴をゴールドで埋めてそこにダイヤモンドをセットする予定とのこと。どんなリングになるか楽しみです。


②Lone Mt K20 PT その1.jpeg


ローンマウンテンターコイズのナゲット(塊状)を使用した20KYGのペンダントヘッドです。


③Lone Mt K20 PT その2.jpeg


小寺さん自らがカットしてまるで島(アイランド)のように隆起した形が特徴のターコイズを使ったこのペンダントヘッドは、今までオーダー品以外はほとんど目にしていませんでした。厚みと存在感があるターコイズが欲しくて大きなリングに抵抗がある方にもおすすめです。


⑩Carico Lake K20 Pendant Top.jpeg


他にも写真のようなネバダ州産キャリコレイクターコイズのナゲットにK20YGで枠をつくりリバーシブルで楽しめるようにしたペンダントトップもご用意。アップルグリーンに輝くキャリコレイクは、亜鉛の成分を多く含んだ”ファスタイト”と呼ばれるターコイズの仲間です。最近のショーではご用意が難しかったラインなので、厚みがある石の魅力で勝負するようなシンプルなペンダントヘッドをお探しの方におすすめです。金山の副産物として採れたキャリコレイクは比較的入手しやすいのですが、このレベルになると金との相性が良く美しさに見とれてしまいます。


⑤Lone Mt Island Ring その1.jpeg


ローンマウンテンターコイズの通称アイランドリングたち。


⑥Lone mt Island Ringその2.jpeg


1点身に着けるだけでご自身の名刺代わりになるような存在感があるターコイズリングです。


⑦Lone mt Island Ringその3.jpeg


ローンマウンテンのこのクオリティのナゲットは特に入手が難しく、いつまで制作できるかわからないどれも特別なリングになります。


⑧Lander Blue & Lone Mt K20 Ring.jpeg


ネバダ州産ランダーブルーターコイズとローンマウンテンターコイズのリング。ナゲットでないタイプでもこれだけの存在感があるリングをご用意しています。


⑨Japanese Coral K18Ring.jpeg


日本産赤珊瑚を使った18KYGのリング。大きさも素晴らしくて吸い込まれるような魅力があります。赤は口紅の色でもあるように魔除けになるのでお守りとして身に着けてもよいと思います。


⑪Barnham Collection.jpeg


スカイストーン・トレーディングが誇るネバダ州産バーナムターコイズのヴィンテージジュエリー。ほとんどローンマウンテンとして販売されることが多い魅力的なターコイズがセットされています。年代にまつわるこの興味深い話はぜひ店頭にて。


これらはほんの一例です。ほかにもリングやバングルを中心にさまざまなヴィンテージジュエリーをご用意しています。


④SV925 Chain Bracelet.jpeg


小寺さん渾身の新作がこちらのリンクブレスレットです。オリジナリティがありカッコいいの一言です。


シルバーリンク表.jpg


シルバーリンク裏.jpg


丁寧に磨きがかけられていて着け心地もよく、ずっとつけっぱなしにしておきたくなるようなブレスレットです。オリジナルのパーツにより丁寧に形成されています。


goldリンクブレス.jpg


今回スペシャルで1本だけK18YGのブレスレットもご用意。それぞれ”最初の1本”はやはり特別なので気になる方はお早目にご覧ください。


ブルーウィンドバックル.jpg


こんな70年代に採掘されたネバダ州産ブルーウィンドターコイズを使ったすごいバックルもございます。


IMG_0386.jpg


軽井沢1-1という縁起の良い場所に、まるでギャラリーのような佇まいで世界中からインディアンジュエリー&ターコイズファンが訪れるスカイストーン・トレーディング。



小寺康友さんのターコイズにまつわる話は聞くだけで面白く、ご自身のスタイルやファッションの幅を広げてくれることと思います。


この貴重な機会をぜひご覧ください。



POP UP STORE:


SKYSTONE TRADING


9/30 SAT. – 10/9 MON. 銀座本店B1