2024/01/26
POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in GINZA!

こんにちは。ターコイズの美しさに魅了され続けて28年、「ターコイズとインディアンジュエリーは出逢った時が最安値」が座右の銘、中野です。銀座本店にて2月3日(土)から2月12日(月・休)まで、10日間に渡り開催されるターコイズ&インディアンジュエリーの名店「スカイストーン・トレーディング」の期間限定ストアをご紹介します。
両手から溢れ出そうなハイキャラットのゴールドにグレードの高いターコイズ、日本産の赤珊瑚や紀元前のコイン等をセットした<ヤストモ コデラ>のジュエリーたち。ターコイズマスターである小寺さんが追い求めているターコイズはどれも美しく輝いています。
期間中は軽井沢にあるインディアンジュエリーとターコイズの名店「スカイストーン・トレーディング」の代表であり、自身の名を冠したシグネチャーブランドの<ヤストモ コデラ>と<スカイ ブルー ホーク>のデザイナー 小寺康友氏が来店。グレードの高いターコイズがセットされたリングやインディアンジュエリーの逸品をご用意して、お客様にご紹介します。
<ヤストモ コデラ>のネバダ州産ローンマウンテンターコイズがセットされたリング。左のゴールドリングは小寺さんの有名なプライベートコレクションですが、右のシルバーのリングはそれに見劣りしないほどの大きさをもつローンマウンテンです。このターコイズがセットされたシャープなベゼル(枠)は「ヤスベゼル」と呼ばれ、全て小寺さん自身が丁寧にファイルワーク(ヤスリがけ)して形成するためにとても時間がかかり、集中力と根気が必要な技法です。以前ひと月に4個作成したら腕や肩がガチガチになり、身体全体が悲鳴をあげたと小寺さんが言っていました。
「このベゼルはもう作りたくないな」と言っていた小寺さんが、顧客からの要望に応えて昨年から少量ですが制作を再開されました。日本でも著名なインディアンジュエリーアーティストが命名した「ヤスベゼル」は、様々なファッション誌で小寺さんの代表的なリングデザインとして紹介されたため、インスパイアされたデザインを他のアーティストの作品で目にする機会も増えました。しかしオリジナルで唯一無二は小寺さんのジュエリーです。ジュエリーが放つオーラが違います。
ローンマウンテンターコイズを中心にした素晴らしい<ヤストモ コデラ>のリングたち。小寺さんが生み出すリングはその大きさからは想像できないほど着け心地がいいです。大きさだけでなく重量もあるはずのリングがこんなに着け心地が良いのはなぜか、小寺さんに質問しました。「細かい調整ができるテクニックはもちろんだけど、一番は自らが毎日着けて感じ取り改善をし続けた結果」とのことです。小寺さんはジュエリーもバングルも基本24時間身に着けています。もちろんお風呂に入る時も就寝も。唯一リングを外すのは小寺さんのライフワーク、マグロ釣りの時くらいです。基本小寺さんは仕事し続け、たまの休みをマグロ釣りに割きます。
今回は最近ターコイズに興味がでてきたり、ブログをご覧いただき「小寺康友」とは何者かと気になった方へ、私が知る小寺さんのプロフィールをお伝えします。スカイストーン・トレーディングのコアなお客様は、ジュエリーの魅力はもちろん小寺さんの人間力に魅かれている方も多いので、どんな人物がジュエリーを生み出すのか知っていただけたら幸いです。
小寺康友 / YASUTOMO KODERA
スカイストーン・トレーディング代表
横浜生まれ。小学生の時からネックレスを着けていたそうです。インターナショナル・スクールに在学中、同級生が身に着けたヒシのネックレスを見て強く魅かれたのがインディアンジュエリーとの最初の出逢い。卒業後、1989年にオハイオ州マウントユニオン大学に入学。留学中にNY・ワシントンDC、アリゾナ州スコッツデールなどで数々のインディアンジュエリーに触れ、見る目と知識を身につけます。当時はインディアンジュエリーに興味を持ってコレクターの家を訪ねる日本人は皆無だったため、著名なコレクターや業界の重鎮たちに可愛がられ金庫に眠る秘蔵のコレクションを見せて貰っていました。その時に誰がどんなジュエリーをコレクションしているかを小寺さんは全て記憶していて、その後何年も何十年も粘り強く通い続けることで信用を勝ち取り、開かないはずの金庫からそのコレクションを増やしています。3代に渡り交渉して、孫の代でようやく金庫が開けられたことも。
1998年、軽井沢1-1という旧軽井沢の中心に「スカイストーン・トレーディング」をオープン。現在はアンティーク・インディアンジュエリーの仕入れと販売、ディーラー業、オリジナルジュエリーの制作をベースに活動されています。ATADA(アンティーク・トライバル・アート・ディーラーズ協会)に加盟。過去には100年近い歴史を持ち毎年10万人もの人が世界中から集まる、サンタフェ・インディアンマーケットにて日本人で唯一審査員を務めています。それもコンテストに出品されたジュエリーにセットされたターコイズがナチュラル(天然)か、加工されたものかを鑑定する審査員として。そんな小寺さんの唯一無二の審美眼でピックアップされたスペシャルなターコイズに、ハイキャラットのゴールドを用いて制作した<ヤストモ コデラ>のリングはすべて1点物で、著名人やファッション業界のファンも多いです。
入手したばかりのローンマウンテンターコイズの原石。この個性的な形を活かしながらターコイズをカット、研磨してイメージを膨らませジュエリーを制作されます。
以前のブログでも書きましたが、ターコイズが採掘される鉱山まで実際に訪れて、採掘の現場を確認して自身の知見を深めている日本人を私は小寺さんしか知りません。標高が高く危険を伴う場所です。
先ほどのような質の高い原石を研磨していくと、無加工でもこのように艶が生まれて光を反射し輝きます。通常はこのような厚みのあるターコイズを二つに割って、バッキング(底材)を付けてジュエリーにするのですが、小寺さんは厚みを活かして贅沢にターコイズを使うことが多いです。
ネバダ州産ランダーブルーターコイズの塊。残念ながら非売品ですが、このように厚みのあるスペシャルなランダーブルーはこの大きさだと高級車1台以上の価格になることもあります。
希少な日本産赤珊瑚を使った<ヤストモ コデラ>のジュエリー。中央下のペンダントヘッドは金継ぎのようなデザインで、その大きさも含めて素晴らしい作品です。特別な日のために自身へのプレゼントとしても最適だと思います。
現在銀座本店のエントランス内にあるウィンドウにこのペンダントヘッドとリング1点が展示されています。反対側にはターコイズジュエリーの展示が。ぜひ実物をご覧ください。
銀座本店の地下のビトリンにも。他のディスプレイもぜひお楽しみに。
素晴らしい大きさと艶を持つネバダ州産ランダーブルーターコイズのリング。こちらもヤスベゼルです。今回非売品だと思っていましたが、銀座本店で販売いただける予定です。ランダーブルーターコイズは小さな石が多く、かつては1キャラット10万~15万円くらいで手に入りましたが、今は個体毎の正直言い値です。高価ゆえに偽物が非常に多く、信頼できるお店で購入されることを強くお勧めします。
まだまだ寒さが続きますが、実物を見てターコイズの良さ、日本産赤珊瑚の美さを知っていただくこの機会にぜひ足をお運びください。
POP UP STORE: SKYSTONE TRADING
2/3 SAT. - 2/12 MON. 銀座本店B1