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WINDOW DISPLAY:
NEW OPEN AT ROPPONGI

去る9月16日、六本木にオープンしたバーニーズ ニューヨーク六本木店。今回ご紹介するのは、新店のオープニングを飾ったウィンドウディスプレイです。六本木店がテーマに掲げる"BETTER THAN EVER"(=「未だ経験したことのない」)をヴィジュアルで表現したディスプレイを、クリエイティブディレクターの谷口がご案内いたします。

六本木店には最大規模となるウィンドウをご用意。バーニーズ ニューヨークが誇るオリジナリティあふれるウィンドウディスプレイを存分に楽しんでいただけます。ご紹介するのは、六本木店のオープン日から7日間だけお披露目されたディスプレイ。これまでバーニーズ ニューヨークのストアオープニング時のディスプレイといえば、過去の広告ヴィジュアルをずらりと並べたディスプレイが定番だったのですが、六本木店に関してはショップコンセプトである"BETTER THAN EVER"を体現する、全く新しいウィンドウをデザインしました。

ホワイト・グレー・クロームとモノトーンを基調とした店内イメージを多くの方に印象付けていただくため、ウィンドウ内もライトグレー・シルバー・クロームで統一しました。ライトグレーに塗られたウィンドウに用意したのは、ビルなどの骨組みに用いられるH形鋼。これを白亜鉛メッキのようなクリーンなシルバーに塗装してスクエアに組み、モニターを設置。ここに、オープニングのために特別に用意したムービーを流しました。

ムービーは、4台の定点カメラで撮影した、内装が出来上がっていくタイムラプス動画と、ビルの内装工事のさなかに店内で行った今回の広告ヴィジュアル撮影のメイキング映像、そしてステンレスのフレームに収められた巨大な松のオブジェの映像をミックスした作品です。映像の最後に現れる象徴的な松のオブジェはフラワーアーティスト、東信氏の作品『式』。ステンレスのフレームに盆栽を吊るした『式』は、海外で高い評価を得た、彼の代表作ともいうべき作品です。それを、今回はかつてない規模で再現してもらうことになりました。フレームは1辺が2.3メートル、中央に吊るす松だけでも2メートル、およそ100キログラムというサイズです。六本木店の特徴の一つは高さ9メートルの吹き抜けの大空間。東氏の巨大なフラワーインスタレーションを、この吹き抜けに展示することにしたのです。

彼もこのサイズの作品に挑戦するのは初めて、私もトータル200キログラム超という作品を頭上約7メートルの空間に吊るすディスプレイは初めて。どちらにとっても初めてづくしの挑戦でしたが、それこそが"BETTER THAN EVER"であると考え、大いにやりがいを感じました。200キログラムの作品を頭上に吊るし、かつ安全を担保するためにはどうすればいいのか。フレームを吊り上げている、複雑怪奇に連なるワイヤーにも目がいくと思いますが、それは構造計算の専門家と議論を重ねた結果の産物なのです。そうした一つひとつの過程もムービーのなかで垣間見ることができます。

H形鋼やチェーン・ボルトナットなど一見ハードに見えるディテールを、色や質感でコンテンポラリーに演出した今回のウィンドウディスプレイ。中央のモニターに流される映像に有機的な松の作品が組み込まれたことで、無機的と有機的、コンテンポラリーとネイチャー、ダイナミックさと繊細さという、相反する要素を絶妙なバランスで表現できたと思います。ウィンドウでムービーを見た後に店内に足を踏み入れていただければ、リアルな『式』が圧倒的な存在感をまとって頭上に現れる、そんな演出が可能になったのも六本木店の空間があればこそ。ウィンドウディスプレイは残念ながら既に終了してしまいましたが、東氏のフラワーインスタレーションは10月末まで展示されています。かつてない試みに挑戦した、"BETTER THAN EVER"な作品をぜひ、六本木店でご観賞ください。

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STAFF'S PROFILE

クリエイティブディレクター

谷口勝彦

1990年バーニーズ ジャパン入社。米国バーニーズ ニューヨークにてサイモン・ドゥーナン(現クリエイティブ・アンバサダー・アット・ラージ)に師事。現在は、日本のバーニーズ ニューヨークのウィンドウからフロアディスプレイ全般、店舗デザイン、広告ヴィジュアルなどのストアイメージに関わるすべてを統轄している。