INTERNATIONAL WOMEN'S DAY: ニューヨークでの20年が、私に教えてくれたこと。 | CULTURE | BARNEYS NEW YORK

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INTERNATIONAL
WOMEN'S DAY:
ニューヨークでの20年が、
私に教えてくれたこと。

ニューヨークに在住し、米国バーニーズ ニューヨークとのコミュニケーション業務に携わる藤本貞子さん。進学、そして就職と、20年近くをニューヨークで過ごす藤本さんが考える、米国での働き方。
text: Ryoko Kuraishi

藤本さんが米国に渡ったのは1997年のこと。ワシントン州の大学に留学するためだった。以来20年近く、人生の半分以上を米国で過ごしている。
「高校時代は自分がどんな職業に就きたいのか、大学で何を学びたいのか、具体的なイメージを持っていませんでした。けれど高校生活で外国人の先生や交換留学生と交流する機会に恵まれ、英語のスキルを磨きたいという漠然とした思いはあったんです。留学以前は米国はおろか、海外旅行の経験さえほとんどなかったのですが、海外生活の経験を通じて自分のやりたいことが見えてくるかもしれないと思いました」
大学ではファッションマーチャンダイジングを専攻。その学生生活は思っていた以上に充実していた。
「米国の大学では学生自身が学費ローンを組んで進学するケースが一般的で、進学のタイミングもまちまち。幅広い年齢層の学生が同じ講義を受け、活発なディスカッションを交わします。みな向学心があって、授業もインタラクティブ。そんな学生生活が刺激的だったんです」

当初は短期留学の予定だったというが、米国で就職することを決意し、就労ビザ取得のために必要な学士号を取得する。就職活動では、4年かけて学んだファッションマーチャンダイジングの知識を活かせるアパレル企業を志した。
「この時、西海岸から東海岸へ移り住んだことは、私にとって大きな転機となりました。インターン先や就労ビザをサポートしていただける就職先を探すため、ニューヨークという見知らぬ土地でさまざまな方とお会いし、お話しする機会を得たんです。それはとても満ち足りた、刺激的な時間でした」
縁あって、ニューヨークにオフィスを構える日系のアパレル企業にインターンとして採用された。藤本さん曰く、「本当の意味での米国生活がスタートしたのは社会人、東海岸に移ってから」。新天地で得られた一つひとつの交流を通して、現地のライフスタイルや考え方、価値観を身につけていった。

インターンとして生産管理・セールス・デザインの現場を経験する中で感じたのは、「ファッションの世界は見た目よりも意外と地味」ということだった。
「例えば、生産管理の仕事では、生地などの資材発注・工場での検品・商品の通関手続きなど、期限までの納品が可能かを確認する作業に忙殺されます。雑誌やメディアを通じて発信される華やかなイメージは、この世界のほんの一部。ここでの経験を通じて目立たない業務こそがファッションの世界を支えていると知り、そうした部門に携われることが私の喜びとなりました」
長くこの企業に携わった後、一昨年に転職。日本と本国のコミュニケーションが円滑に行われるためのサポートが、現在の藤本さんの役割だ。同じ目標に向かって邁進する仲間たちが日本とニューヨークの距離を感じることなく業務を果たせるよう、あらゆる情報を提供する。試行錯誤する毎日は、挑戦の日々でもある。
「この街に降り立って社会人としてキャリアをスタートした時と比べると、できることや自信を持つことが増えました。それはニューヨークで積み重ねてきた一つひとつの経験のおかげ。常に初心を忘れず、出会いや仕事の縁を大切にしていくことが、素晴らしい経験や次につながる機会をもたらしてくれるのでしょう」

昨年、本国が行ったキャンペーンでINTERNATIONAL WOMEN'S DAY(国際女性デー、以下IWD)の存在を知ったという藤本さん。
「私が米国でキャリアを積み重ねてこられたのは、これまでにこの国で働いてきた全ての女性、そして移民の方々が続けてきた努力の賜物。次世代の女性、そして子どもたちのため、よりよい未来を築くべく力を尽くすのがいまを生きる私たちの務めなのではないでしょうか。年に一度のIWDが、未来に向けてポジティブなメッセージを発するきっかけになることを願っています」

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鈴木春

PROFILE

藤本貞子

米国の大学卒業後、日系アパレル企業のニューヨーク支社に入社。2015年よりニューヨークにて米国バーニーズ ニューヨークとのコミュニケーションを現地で担当している。ニューヨーク出張中のスタッフの心強いパートナーでもある。

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